学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

黒色ドレスで結婚する女性

2024-02-09 13:11:39 | 日記
  先日,読売新聞を読んでいて、それこそ腰を抜かしそうになった。花嫁が黒いドレスで結婚披露宴に臨むという。そんな花嫁が徐々に増えてきているのいうのだ。古今東西、花嫁は「純朴、純潔」を表す白いドレスで出席の皆さんにお披露目というのが常識だと思っていた。”常識の縛り”からの解放が現代のやり方だ。人と同じ服装を嫌うアメリカ式思考のことが頭をよぎった。学校で友達が着ているジャンパーが欲しいという子供に母親が、「あなたは彼と同じでいいの?」などとたしなめているのがアメリカの躾だと思って納得している時期があった。
 それはそれとして、結婚式に黒が避けられたのはその色が何か不吉な事や悲しみと結びつくという固定観念からだろう。一方、白色は「あなたの好きな色に変わります」、日本の花嫁の白むくは「嫁ぎ先の家風にそまります」、結婚をきっかけに「新しく生まれ変わります」、「真っ白な気持ちでスタートを切ります」などの覚悟の表出だとぼくは理解していたのだ。さて最近の傾向はというと黒ドレスは「あなた以外には染まりません」などという強い信念、自我意識の表現に変化してきたことを意味するという。黒はファッション界ではエレガンスを創造する色であると聞いたこともある。ま、色々議論はあるだろうが黒色は単なる色の一つではなくなり、一人の人間のライフスタイルとしての地位を確立しつつある。僕が履くズボンは99%黒だ。黒ズボンは上が何色でも引き締まってみえるように感じるから…どこかで古い観念に縛られているのかなぁ。

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