今年も暇な時間があれば断捨離を継続している。とにかくいろんなものを溜め込むのが人間だとはいうけれど、僕もご多分にもれずあれこれ溜め込む趣味はひけをとらないと自慢にもならない性癖に反省しきりである。先日は柱にかける幅10cmあまりの長さ24、5cmのカレンダーの束を保管している箱を見つけた。日めくりのように一週間づつ破いていくタイプで表紙も発行元もわからなくなっている。ただ破いたその月や週の気に入った名言を溜め込んできたのである。
種類は歴史上の武将の名言から、文学者や詩人の名言、哲学者の物など数種類に及ぶ。保管箱の一番上で見つけた古代ローマの詩人(マルクス・ウァレリウス・マルティアリス)の一言が書かれた平成26年度のカレンダー、その名言は「1日1日その日限りの贈り物がある」。そしてその下にはフランスの道徳家」ブリュイエール、「時間の使い方の最も下手な者がまずその短さについて苦情を言う」が残っていてかつての僕が思い出されて暫し苦笑いである。深い意味はないのだが僕はカレンダーを眺めている時がなぜか好きだ。B-5ノートの1ヶ月が見渡せるスケジュール帳に予定やその日のちょっとした出来事や気温などを書き込んいる。朝食後にこのノートを見ていると一日一日がフレッシュで毎日の区切り感がいいのである。日が変わって今日はまた何か新しいことが…などと思えることが心地よいのである。ところで、マルティアリスの”その日限りの贈り物”は毎日起こるいろんな出来事はすべて人生の糧(かて)になることを意味するんだって…。そうやなー小さいことの積み重ねが人生だもんなー。まだ捨てられないな、この箱は。
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