学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

ドアが二つ。開くまで見えない向こう側

2024-04-26 16:12:48 | 日記
 周りが落ち着いた時間(通学通勤の人が途絶えた時間)にいつものように家の周りの溝掃除を始めた。前が薬局のせいだろうか最近は側溝にマスクのボイス捨てが目立つ。薬局を出て来た二人のご婦人の会話が耳に入ってくる。いつも気にしているのだが僕は別に人の話に聞き耳を立てている訳ではない…なのに会話が筒抜けだ。声が大き過ぎるのだ。「ほんでな、こないだ入った会社、もう辞めるんやて。どう思う?」僕はホウキと塵取りをもって急いでその場を退散。最近は余計なことを聞いていてどんな言いがかりをつけられるかしれたものではない。
 毎年この時期に繰り返される新入社員の突然の退社。最近の若者は会社のことをちゃんと調べて入社しているのだろうか。それとも、会社が約束を守っていないのだろうか。多分、ケースバイケースだろうがどちらもありうると思う。ただしこの時期は、別々の会社に入社した大学時代の友人との情報交換でいろいる比較することが原因であるとも僕の教え子達に教えられたことがある。つまり、かつての仲良し達とのゴールデンウイークの約束時に話題にあがる会社のことなどが挙げられるらしい。人の不思議は数人が集まるとほとんど反射的にお互いの比較をはじめるのが人間だという。状況、環境の比較が個人的な人間比較へと拡大して、気づかないうちに無意味な自信喪失などという悲劇すら始まるともいう。個人主義のアメリカ、留学中に何度も教えられたことがある。「同じ人間は二人といない。比較することになんの意味がある」と…。
 

コメントを投稿