学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

「計量記念日」にメモ

2019-11-05 17:38:08 | 日記
先週の土曜日は空は真っ青、秋晴れの最高の過ごしやすさで、ポカポカ陽気に誘われて遠く大阪北部の箕面(みのお)市まで出かけてみた。理由は駅前にある郷土資料館での展示である。11月1日は『計量記念日』というらしい。物を計る古い道具などの展示に興味があったのと、ものによっては異なる単位の古い呼び方を思い出したから。尺、匁(もんめ)、米一斗や一升などなど日本独特の数え方が面白い。僕などは懐かしいと思う計器などの展示にしばし佇んで自分の歳を再認識させられた。
体験コーナーでは20センチを指で計る方法を自分で決めた。手のひらを思いっきり開いて親指の先と中指(高たか指などと子供の頃呼んでいた)の先端までを物差しで測ると僕の場合はちょうど20センチになった。大工さんが大まかな長さを計る時、自分の手で計っていたのを思い出した。何かの折には自分の手の物差しは便利がよい。
度量衡の変遷を調べてみると面白い。長い年月を経て、その時々の時代に即した物差しや単位が採用されてきたのであろう。各地方にある郷土資料館を訪れる人の興味はそれぞれ違うだろうが、そこで見つける発見や思い付きはどこか知的な刺激をくれるものである。仕事や社会での関わりの真っ最中の人にはそんな悠長な時間はないかもしれないが、それでも暇を見つけてはチョット日常とは違う場所に足を運ぶことはいい意味での脳の刺激になると思う。僕の場合は面白い思い付きが生まれてメモにすることがよくあるのだ。
メモと言えば、以前にも書いたが、僕にはチョットした閃きをメモにする習慣がある。興味のあるものを調べてメモをたくさん作っているうちに膨大な資料となって世に出た人も沢山いる。僕はといえば沢山のメモ書きを無駄にしてきたが、素晴らしいアイディアもまた沢山あったとは思っている。英語のメモの取り方等の本を読んでいると次のような表現がある。We often write off our good ideas out of laziness.(怠け心のせいで良いアイディアがしばしば書いただけの無駄になる)。真剣にメモを検討して行動に移せば何かが生まれるという意味が隠されているようだ。