人権守り平和な社会へ
全国水平社100周年で集い
「全国水平社創立100周年記念中央集会」が14日、京都市で行われました。主催は、全国地域人権運動総連合(全国人権連)、部落問題研究所の関係者でつくる実行委員会。
全国水平社は、部落差別の解消をめざし部落住民が結成した団体で、創立大会は1922年3月に京都市で行われました。
開会あいさつした部落問題研究所の梅本哲世理事長は「解放運動の思想・信条を超えた共同という教訓を次の時代の運動につなげていこう」と呼びかけました。
全国人権連の丹波正史代表委員は「戦後民主主義と部落解放運動を背景に『社会問題としての部落問題』の解決は実現した」と強調。「再び軍事大国化の道を歩む自民党政治と対峙(たいじ)し、平和と自由、民主主義を擁護するたたかいを」と呼びかけました。
部落問題研究所の石倉康次理事は「部落問題解決の到達を共有することが重要だ」と強調。全国人権連の新井直樹事務局長は「若い世代を先頭に地域人権運動を広げていこう」と述べました。
日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市事務局長があいさつ。
「人権が尊重され、民主主義が根付いた、平和な社会の実現をめざし、地域から新たな連帯を」とのアピールを確認しました。
倉林氏あいさつ
レセプションでは、日本共産党の倉林明子副委員長らがあいさつ。倉林氏は「平和と人権を破壊するのが戦争だ。岸田政権が狙う“米国と一緒に戦争する国”づくりを許さないたたかいを進めていこう」と述べました。
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