日本メディア「文大統領、訪日を打診」…両国政府は否定
「菅首相、就任以降初の日韓首脳会談行う意向」
大統領府「決まったことはない」、日本政府「通報はなかった」
今月23日に開幕する東京五輪を機に、韓国政府が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪日の意向を日本側に伝えていたという日本のマスコミの報道が出た。
産経新聞は匿名の日本政府関係者の話として「文氏訪日が実現すれば、菅義偉首相は昨年9月の就任以降、初の対面による日韓首脳会談を行う意向」だと報じた。
同じフジ・産経グループ傘下のフジテレビも同日、文大統領が東京五輪の開会式に合わせて日本を訪れる意向であると報じた。同放送は「対面での日韓首脳会談は元徴用工をめぐる問題などが進展せず、2019年12月以来行われていない」とし、「今回、文大統領の来日が実現すれば約1年7カ月ぶり、菅首相就任後、初めて(首脳会談が)行われる見通し」だと報道した。
これに対し、大統領府関係者は同日、「日本メディアの推測に基づいた報道についてはコメントしない」とし、「(東京五輪開会式への出席について)決まったことは何もない」と述べた。
加藤勝信官房長官は同日午前の定例記者会見で「従前から申し上げたように各国首脳の五輪開会式および五輪への出席については、国際オリンピック委員会(IOC)と各国のオリンピック委員会の間で調整が行われていると承知している」とし、「韓国においても同様の調整が行われていると承知しているが、現時点で、わが国(日本)について、例えば、(文在寅)大統領が訪日するといった通報があるわけではない」と述べた。
文大統領と菅首相は先月、英国で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)で初めて顔を合わせたが、両国首脳会談は別途に開かれなかった。文大統領は先月14日、ツイッターに「菅首相との初対面は韓日関係で新たなスタートとなる大切な時間だったが、会談につながらなかったことを残念に思う」という書き込みを残した。一方、菅首相は「(文大統領が)同じ会議場にいたので挨拶に来ていただいて、私も失礼のないよう挨拶した」と述べるにとどめた。
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