ポンペオ長官「朝米首脳会談のためアジアにチームを派遣」
登録:2019-01-31 21:57 修正:2019-02-01 10:02
登録:2019-01-31 21:57 修正:2019-02-01 10:02
FOX二ュースとのインタビューで「2月末開催」再確認
「2月末アジアのどこかで首脳会談…
非核化など土台築くためにチームを派遣した」
「今後は金正恩が約束を守るようにすることが任務」
2回目の首脳会談懐疑論に一線を画し、会談準備を強調
マイク・ポンペオ米国務長官が30日(現地時間)、FOXニュースとのインタビューで、2回目の朝米首脳会談のための準備チームをアジア地域に派遣したと明らかにした=FOXニュース画面より//ハンギョレ新聞社
マイク・ポンペオ米国務長官が、2回目の朝米首脳会談の2月末開催を再確認し、そのためにアジアに準備チームを派遣したと30日(現地時間)、明らかにした。米国内での懐疑論と一線を画し、計画どおり会談を準備すると強調したということだ。
ポンペオ長官はこの日夜に放映されたFOXニュースとのインタビューで、進行者が2回目の朝米首脳会談と非核化に関する交渉状況を尋ねると、「首脳会談を2月末に行なうだろう。それが計画だ」とし、「北朝鮮が同意し、私たちも合意した」と話した。ドナルド・トランプ大統領と金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長が18日に面談した後、ホワイトハウスが明らかにした計画を繰り返し確認した。
ポンペオ長官はまた「私たちはそれ(朝米首脳会談)をアジアのどこかで行う。大丈夫だと思う」と述べ、「私はチームを派遣した。彼らは朝鮮半島の非核化のみならず、北朝鮮住民のさらに明るい未来へ進む道に向け、実質的で追加の歩みの土台を築くためにそこへ向かっている」と話した。これは首脳会談の場所が特定地域に限定され、首脳会談の議題はもちろん、実行計画の協議に着手したことを表わしたと見られる。近いうちに日程と場所が公式発表されると見られる。場所については、ベトナムのダナンとハノイが有力と見られ、タイのバンコクも議論されている。
ポンペオ長官はさらに「トランプ大統領は昨年6月のシンガポール首脳会談で、金正恩(キム・ジョンウン)委員長に(非核化を)約束するよう説得した」とし、「今後は北朝鮮がそれを実行し、朝鮮半島非核化の約束を守るよう、私のチームと米国政府全体が北朝鮮と共に仕事をする時だ」と話した。彼は「金委員長は私たちに『準備はできている』と話してきた」と言い、「今後はそれを守るようにすることが任務」と強調した。
ポンペオ長官の発言は、米国内で朝米交渉に対する懐疑論が高まる中で出た。前日ダン・コーツ国家情報局(DNI)局長など情報機関の首長たちは、上院情報委員会に出席して「北朝鮮が核兵器を完全に放棄するとは思われないと評価する」と報告した。またCNNは、金英哲副委員長のトランプ大統領との面談、およびポンペオ長官との高官級会談で、非核化に関して進展はなかったと消息筋を引用して30日に報道した。
トランプ大統領もこの日朝、ツイッターに書き込み、北朝鮮に関する情報機関の判断に反論した。彼は「北朝鮮と米国の関係は、いつにも増して最上だ。(核・ミサイル)実験もなく、遺骨が送還されて、抑留者が帰ってきた」とし、「非核化のための良いチャンス」だと話した。また「北朝鮮に何が起きるかは時間が明らかにするだろうが、前の行政府が終わる頃の関係はひどいものだったし、非常に悪いことが起きようとしていた」とし、「今は話が完全に変わっている」と述べた。さらに「私はまもなく金正恩に会うことを楽しみにしている」として「進展がなされている。大きな違いだ!」と書いた。
一方、トランプ大統領は情報機関がイランに対して「核心的核兵器開発活動に着手していない」と評価したことに対しては、ツイッターに「情報機関の人々は、イランの危険性に関してきわめて消極的で純真に見える。彼らは間違っている!」と非難した。彼は「イランはロケットを実験しており、ほとんど最後に近付いている。イランに気を付けろ」とし、「もしかしたら情報機関は学校に戻らなければならないかもしれない」と嘲弄した。
ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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