軍部による銃撃で38人の死者が発生したミャンマーに、保護装具を無料で配る市民が登場した。

2021-03-05 04:23:45 | ミャンマー人民支援

ミャンマーのヘルメット販売商

「好きなだけ持って行って、生きて帰ってきて」

登録:2021-03-05 02:20
 
銃撃が始まると、無料で保護具を配りはじめ
 
ミャンマー市民に無料でヘルメットと保護ベストを配る男性=フェイスブックより//ハンギョレ新聞社

 「必要なだけ持って行って、必ず生きて帰って来ると約束してください」

 軍部による銃撃で38人の死者が発生したミャンマーに、保護装具を無料で配る市民が登場した。

 4日、ミャンマー市民のフェイスブックによると、あるミャンマーの男性が街頭にプラスチックのヘルメット数百個と保護チョッキを持ってきて、市民に無料で配った。男性は、数は好きなだけ持って行って、必ず生きて帰ってこいと書いたプラカードを手にしていた。

 ミャンマーでは、保護ヘルメットをかぶらないでデモに参加し、軍部による銃撃を受けて死亡する例が増えている。3日に第2の都市マンダレーで行われたデモでも、保護ヘルメットをかぶっていなかった19歳の女性が頭に銃撃を受け、死亡している。

 その際にこの女性が着ていた黒いTシャツには「Everything will be OK(すべてうまくいくだろう)」と記されており、この文句はミャンマー市民にとって希望の象徴となりつつある。

チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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