どこ吹く風

旅のことを主に書く。

中国人(印象)

2008年11月17日 10時59分34秒 | 08年中国の旅
 海螺溝ツアーのハイライトはミニヤコンカを見ることで、それを目的に参加したのだ。
夕食後山を間近に見るべく展望台へ行くとの申し出にガイドとひと悶着あった。予定では森林散策して氷河まで行くということであった。言葉が分からないの確信は無いけど、多分そのような説明だったと思う。それでガイドにロープウェイで展望台へ行きたいと申し出た。
すると危険なのでダメと言う。ロープウェイを利用し展望台へ行くだけなので没問題と海螺溝観光案内図、それも中国のサイトからプリントアウトしたもので説明した。

 ガイドは自説を曲げず英語が若干話せる若者に通訳を頼み止めるようにと言う。私もここで折れたらツアー参加の意味が無いと、知っているだけの中国語に英語、日本語まで使って話し、結局自己責任で行くことになった。
幾度となくここに来ただろうに展望台へ行ったことが無いのかなガイドは。

 この問答を通じて参加者との距離は益々縮まった。胸を躍らせ天候を気にしながら三号営地に着き、すぐロープウェイキップ売り場へ直行したのに通訳してくれた若者がいる。乗り場では既に行列だ、しかも。そこには同じツアーメンバーの夫婦が並んでいる。みなさんは初めから展望台からみるミニヤコンカの素晴らしさを知っていたのか、私とガイドとのやり取りで知ったのかは分からない。他のツアー添乗員がお客を連れてきて前の人たちと同グループだからと割り込む。

 退屈な行列で30分も待った頃ツアー仲間のオバチャンたちが5・6名やってきて”アラ~ここに居たの!”なんて顔をして我々の前にチャッカリ割り込んだ。後にズラ~ッと並んでいるのもなんのその平気のへいざ。しかも我々の前に割り込んだこのオバチャンたちはゴンドラに乗り込むときにはさらに数台前のに乗り込んでいた。
恐るべしこのパワー。(笑)

 海螺溝ツアーは中国の人に接する数少ない機会になり、良くも悪くも中国人を間近に観察できた。磨西でビールを探したが店に無かった。ガイドにビールを買いたいと告げるとスーパーまで案内してくれた。お金を払おうとするとサッサと自分で支払って”飲みなさい”という感じだったのでありがたく頂戴した。

おごられたからというわけではないが、若くて気の好いガイドでした。