どこ吹く風

旅のことを主に書く。

アンタルヤ に着く

2006年01月24日 08時43分53秒 | 旅-トルコ
 パムッカレからアンタルヤへは昨日移動してきた。
道端には果物を売る店が点在している、果物が美味しそうに輝いている、降りて買い物をしたい。
山越えをしたところでジプシーの小屋があり、そこで手作りらしい品々を売っている。なぜそこでわざわざ停まったのか知らない、そこにトイレがあったのでトイレ休憩を兼ねたのかも知れない。

 小さな掘っ立て小屋で空き地に商品を並べて売るだけでなく、小屋の中にも吊るされていた。バックマージンなど貰えそうも無いのに、本当に善意だけ若しくはトイレの為なのだろうと考えざるを得ない、つい疑り深い目で見てしまう自分が恥ずかしい。

 アンタルヤのホテルは街外れの空港近くにあり、周囲には人々の生活に関わるものは何も無い所に立地している。
ただスパが充実している。無料のサウナやハマムがあるとの事なので早速入りに行く。広いプールもある。身体を濡らす程度に泳ぎサウナへ移動する。

 サウナが二つあるので男女が別なのか、電気が点いているドアを開けると若い金髪の女性が坐っているので少々慌て気味に閉めて、もう一箇所のドアを開けるが冷たい。しょうがないので最初のサウナへ行く。
暫らくするとその若い娘は出て行った。そこへ妻が入ってい来る、もう少し早めに来たら気まずい想いをしなくても済んだのに。

 身体が温まったのでハマムに入ると、先ほどの女性が垢擦りをしている。若い男性サンスケが擦っている、またまたビックリして出て行こうとしたら、ノープレブレムという風なサインを送ってきたので反対側に寝そべる。

 ハマムは四間四方ほどの部屋の中央に一辺が2mほどの八角形の大理石の台、寝台(?)があり、その全体が温められている。そこに寝そべっているとジワ~ッと汗が出てくる。暑すぎるようならバスタオルを敷いて寝る、部屋の隅には蛇口がありお湯が出るそこで身体を洗う。

 若い娘さんがシャボンの泡だらけになって擦られているのを、見ていると意識させないようにチラチラ目をやりながらノンビリ寝転がっていた。ホンノリとした柔らかい暖かさがいい。
水をかぶりサウナに入り、ハマムに寝そべるのを繰り返した。


 妻はマッサージを受けに行った、オイルマッサージが気持ちよかったそうだ。私も誘われたがハマムでいいと断り若い美人女性とニアミスするのを楽しんだ。ドイツ人のようだった。
トルコはドイツとの縁が深いようだ、出稼ぎや観光でも繋がりが強い。考えてみるとシュリーマンもドイツ人だと思う。考古学で発掘している研究者も多いから縁もあるだろう。それになんというても第一次大戦では枢軸国としてドイツ側に着いて戦った仲間同士という縁もあるだろう。

 このホテルには二連泊したので、食事時に皆さんに吹聴したらハマムにマッサージは評判を上げて皆さんに喜ばれた。なんというてもタダという点が気に入った。

またホテルにあった靴磨きの台、初めこれはナンだ、と思った。装飾品になりそうなほど凝ったものだ。雰囲気もトルコ風だ。  
<写真参照>