nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

AIの現状 ビックサイト

2018-04-04 18:17:51 | パソコン

今日からビックサイトで開催されている「第2回AI・人口知能EXPO」を見学に行って来ました。

最近は有楽町の国際展示場での展示会ばかりでビックサイトは5年ぶりくらいに行った。

 

ビックサイトと言えばこんな建物のイメージだが、私にとっては今回初めて東館での開催の展示会だった。

東館はありふれた建物でデカいだけで特記すべきところは無い。

会社を11時半に出た。

理由は聴きたいセミナーが12:30からだったため。

「amazonによる民主化」

現地に着くと、黒だかりのサラリーマンでごった返し状態だった。

セミナー希望予約者は3000人だったとか。

AIって言っても国内の動きはまだまだ音声認識や画像認識単品が中心で人としての本当の会話にはなっていない。

その実現のためのプロセスや技術についてamazonのラヴィ・ジェイン氏がプレゼンした。(英語だけど日本語の通訳付き)

画像や音声を認識するのは基本技術だが、それを人が話す言葉から何を知りたいのか推測して「会話」にするのが難しいところで、30分間の会話を成功させるのは大変な事らしい。

アメリカではその様なAIコンテストが行われていて確かワシントン大学だったかマサチューセッツ大学が昨年20分間の会話に成功したと云っていた。

人との会話までに音声認識、認証(誰の声か識別)、記憶、関連情報との結合、結果の出力(音声)をそれぞれの専用のプロセッサが処理して、人が発する「曖昧な言葉」を元に会話し、知りたい情報を音声や画像で出してくれたり、家電を操作したり音楽や映像を直ぐに出してくれて、見たり聞いたりできる。

それがすでに実用化しつつある。

調べたらamazon Echoという製品がその連携ハードの一部だと思う。

しきりと「Alexa」(アレクサ)と云う単語(このロボットの名前)が聞こえていたのだが「アレクサ」と云うのが提供するサービス(AI知能)の名前のようです。

恐らく、AI知能の中枢はAmazonにあって、家にある音声や画像端末とネットワークで繋いで動作するモデルだと思う。

最後に、アマゾンプライム会員だとそのサービス料はかなりプライスダウンすると言っていたなぁ。

500円/月くらいなら遊んでみてもいいけどね、そんなに安くないだろうな。

下のリンク先のamazon Echoの製品説明の最後に「Alexaはまだ日本国内では未対応だが、今後対応予定」と書いてある

やっぱり世界に名を轟かせる企業は事が早い!

Amazon Echo (Newモデル)、サンドストーン (ファブリック)クリエーター情報なしAmazon

--

次に、15時から予約した「量子コンピューター」と云うセミナー。

これがまた面白かった。

面白いというのは興味があると言う事なのだろう。

話しには良く聞くが、どんな仕組みのコンピューターなのか、あまり分かりやすく紹介した記事は見当たらない。

きっと説明しずらいのだろう。

今日聞いた話しでは、超伝導を利用したかなり小さいループ状の回路をチップの中に作成してそこに電気を流すと、「0」と「1」が混在した状態になるらしい。

超伝導なので、一度電流を流すと流れ続ける訳だが、ループ状の回路には、ある時には右回りの電流、ある時には左回りの電流が流れるらしく、その流れの方向を「0」と「1」に置き換えるらしい。

でも超伝導の世界で、なぜそうなるのかについては、未だに解明されておらず、事象だけが目の前にあってそれを利用しようとしているのが量子コンピュータだと云う。

これまでの半導体では、同時には0か1どちらかしか存在しないのだが、量子コンピューターでは同時にそれが存在するところが量子コンピューターなのだと言う。

これを使うと、多くの人の中から自分の気の合うたった一人の人を探し出すと言った様な人の心の動きのような芸当を成し遂げることができるのだそうだ。

それと、もう一つ既存コンピューターとの大きな違いは、既存コンピューターは2台になれば2倍の処理能力、3台になれば3倍だが、量子コンピュータの場合には2台、3台・・イコール2乗3乗の処理能力になるのだそうだ。

つまり

1,2,4,8,16,32,64,128、256・・・・ 

その能力に比例しないのが電力だそうで、状況によっては数千分の1の電力量で済むという。

省エネが叫ばれる中で、その消費電力量削減は世界的に見るとバカにならない値だそうだ。

ただ、量子コンピュータを扱うには、特殊なアルゴリズムのプログラムが必要で、その開発如何で今後の発展が左右されそうで、Googlなどがかなり投資をしてその基盤作りに取り組んでいるらしい。

曖昧な情報を処理する必要があるAIだが、量子コンピュータはそれに凄くマッチしたコンピュータらしい。

もしかして、人間の脳は実は量子コンピューターだったりして・・・・

既存の0/1のはっきりした判断を基本とする既存コンピュータと、曖昧な情報を扱うのが得意な量子コンピュータのハイブリット利用が初期段階での最良のAIを築く鍵らしいが、量子コンピュータは今後その既存コンピュータの領域にも順応しつつあるという情報で最後を締めくくっていた。

想像以上に早いスピードでそのときが来るかもしれないね。

もちろん今日は会社の仕事の一環で行ったので、あとでレポートを書かないといけない。

レポート書いたり、資料を作るのは苦にならないけど、殆どメモとって無かったので、忘れないうちにおよその情報をブログに書いたってわけ。

今日は2つのセミナー各1時間だったけど、全く眠くならなかった。

この後も続編がありますが、こちらはプライベート編。

明日かな?

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