nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

福島サイクリングの旅-5

2015-08-13 19:18:26 | サイクリング

連載5回目。

今回はいよいよ最終回。

ロードバイクで檜原湖一周走り終わって道の駅に着いて帰る準備が済んでもまだ9:30。

まだまだ今日の日は長い。 もう一周しても良かったが、車も増えるだろうしそれも気が引ける。

そう言えば、昨晩kenさんからのメールで、喜多方ラーメンで「朝ラー」があるらしいと情報があった。

昨晩のホテル近くのラーメン屋さんで食べた美味しい喜多方ラーメンに満足感を得たが、ここはやっぱり本場の坂内食堂のラーメンを喰って帰るべきだろう。

と、10年以上振りに食べに行く事にした。 

車のナビではここから30分。 今朝走って来た道を戻る感じ。

坂内食堂は過去2回食べに来た事があるが、2回ともすぐ近くの市役所の駐車場に止めて食べに行ったので、今回もこの手で行こうとして駐車場に入ろうとしたら、守衛さんが来て「どんな御用ですか」と唐突に聞くので、答えに戸惑っていると「観光ですか」と云うので、そうだと答えたら、市役所の駐車場は土日しか開放してないので、一般の駐車場に回ってくれと言われた。 

紹介してくれと云ったら、駐車場の看板が見えるところを案内してくれた。 砂利の駐車場だが、1回の駐車料が300円で直ぐそこだった。

受付のおじさんが、観光客だと察知して街中のパンフレットをくれて親切丁寧に教えてくれた。

お礼を言って、早速「坂内食堂」に向かったが、市役所の敷地内を通って行くのが一番の近道だったので、先ほどの守衛さんの前を通り過ぎようとしたら、「坂内食堂」はその先の狭い通路から行けますよって親切に教えてくれた。

でも何で、私が観光客で、何で坂内食堂に行きたいのか分かったんだろう??

ちょっと振り向いて守衛さんの行動を見ていたら、車のナンバーで観光客かどうか判断している様で、福島ナンバーの車は皆素通りなのに他県ナンバーは呼び止めて聞いている。

そもそも、ここに駐車する他県ナンバーの殆どが坂内食堂の客なんだろう。 聞かずとも察しが付くと言うわけ。

でも、市内にはこーんなにラーメン屋があるらしい。(写真がボケてるけど、カメラをポケットに入れておいたのでレンズ保護キャップが曇っていた見たい。悪しからず)

で、市役所の目と鼻の先の坂内食堂にご到着。

市役所からの道は、写真右側の赤い屋根の家の手前の角を入る道。

外に人がいたので、順番待ちかと思ったが、とりあえず中に入って見た。

お店の中はこんな感じで昔と変わっていない。

でも、一つだけ変わった場所があった。 写真には写っていないが、右側に行ったところに昔は広い座敷の席があったが、今はどうやらお土産用のラーメンセットの販売場に替えたみたいだ。

私は一人だったので、すぐさま注文を受けて前金で支払いを済ませると左奥にあるカウンター席の一番手前を指定された。

ここからは、厨房の様子も良く見えて手早く動き回る店員の様子を暫らく眺めていた。

私は「肉そば」を頼んだ。昨晩に引き続きタンパク補給さ!

東京の会社の近くにある「坂内食堂 こぼし」でいう所の「チャーシューめん」の事。

さて、いつも食べている「坂内食堂 こぼし」のラーメンの味は良く覚えているので、現地で食べる坂内食堂のラーメンはどれほど違いがあるのか楽しみだ。

来た.来たー!

連載3回目のブログで書いた様に、「坂内食堂 こぼし」のチャーシューの厚みが最近かなり薄くなって来ている現状があったが、流石に現地の坂内食堂のそれは、昔どおりの厚みがあった。 もしかすると、2倍から3倍あるかも・・・

「坂内食堂 こぼし」だって、3年前まではそこそこ厚かった。 景気低迷のあおりか? でも値段は300円くらい違う。 仕方ないか。

先ずは、肉を喰わなきゃ麺が取り出せない。

3枚程食べてから麺に突入。 スープも・・・・ あれ?何か変 ・・・

何時も食べてる「こぼし」と何一つ違わず味が同じ・・・

確か、昔し食べた記憶ではもっと脂ぎっていて、どんぶりの縁まで脂が乗っていた様に思う。

東京の会社の近くで何時も食べている「坂内食堂 こぼし」のラーメンって、都会人用にあっさり系に仕立て直している物と思っていたが・・・・

でも、美味しかった。

昨晩同様、どんぶり持って完食! 終了。

この後、駐車場のおじさんから近くでお祭りをやっていると聞いたので、行って見た。

坂内食堂の一つ先の路地を曲がって少し行くと、準備をしていた。

私を見るなり、ひとりのおじさんが頼んだ訳でも無いのに、私にお祭りの説明をしてくれた。

この社はこのお祭りの時にしか開けないので、貴重だから良く見て行ってくれと云う。

御祭神さまは「牛頭天王」でかなりの歴史があるそうだ。

整然と並べられたお供え物が印象的だった。

その前には綺麗に手入れされた花の寄せ植えがあった。

「手入れが行き届いていますね」と言うと、婦人会が街のあちこちに花を植えているのだと云う。そんな話しをしていると、たまたま婦人会の会長と云うおばさんが通りかかって、「それはありがとう」と挨拶をして行った。

人の出会いとは不思議なものだ。

説明をしてくれたおじさんにお礼を言ってこの場所を後にした。

駐車場で頂いたパンフレットには蔵の絵が沢山並んだ場所があったので、向かった。

ドーンと構えた扉。 流石蔵の街だね。

道路の反対側には、古そうな屋敷。

良く見ると「モーツアルト」と云うギャラリーらしい。

蔵の街喜多方を満喫して駐車場に戻って、帰途に着いたがまだお昼だったので、高速を使わず一般道で帰る事にした。

294号線を下って行くと、途中で「風の布引高原入口」と云う看板を発見。 突然だったので、行き過ぎてUターンして来た。

風力発電が出来る前は星を見に2回来たことがあるが、今では航空機用の赤いランプが風車に点いてしまい、視界も遮られるので星の写真を撮るにはもうダメだとの噂で何年も来ていない。

くねくね道を登って行くと、巨大な風車が皆同じ方向を向いて回っている。 圧巻だ。

でも、そよ風程度の風なのに良く回るもんだ。

駐車場脇には観光客目当ての特設売店まで出来ている。

今にも降り出しそうな雲行だったが、案内板を見たら一周できるらしかったので、車に積んである自転車を下して一回りして来た。

駐車場から直ぐの所は右はコスモス畑、左はひまわり畑になっていて、咲く時期を待っている様だった。

8月末の頃来たら、コスモスが満開になってるんじゃないだろうか? 見て見たいものだ。

遠くには猪苗代湖が見えている。 山の稜線の上にうっすらと白く見えるのがそれだ。

イヤー! この2日間、良い旅をした。 

予定外の出会いも沢山あったし、思い出深い旅になった。

多くの人とも話をした。 みんな良い人ばかりで、田舎の旅はやっぱりいいね。

・マツさん、nojiさん、ヤマさん。 今度は猪苗代湖自転車一周ご一緒しませんか。

「完」

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