高校の部の演奏は面白い。自由曲の選曲が多彩であり、演奏の内容が個性的である。そして、表現に幅があり、各団体の特徴が演奏を通して伝わって来る。
恐らく審査の内容も多彩(?)であったことが予想される。金、銀、銅賞を受けた4団体とそれ以外の数団体に差異をつけることははなはだ困難である。若干差があるかという、ごく少数以外はどこがどう入れ替わっても良いと感じた。
中学校、高校の部において、歌唱形態が混声と女声ほぼ同数であった。大変喜ばしいことと思っている。これは、特にどこかで調整しているわけではなく、自然な現象として偏りがなく揃ったことが嬉しい。
中学校の部において、数秒のタイムオーバーで入賞(金銀銅)を逃した(であろう)団体があったらしい(NHKからは、特に公表はされていない)。過去、合唱連盟のコンクールでの例は知っているが、Nコンでは初めての経験である。
あってはならないことをやってしまった当事者の無念さを思い量り、この件に関しては事実のみを記述し、あえて論評は避ける。