なんちゃってLOHASな日々

ハーブの事。田舎暮らしの事。読書あれこれ。毎日の生活の中の、ちっちゃな出来事を楽しんじゃうブログです。

かもめ食堂

2009年03月08日 | 読書
ずーっと、ずーっと観たかった映画「かもめ食堂」

あれやこれやで、借りに行くのを先伸ばしにしっぱなしだったのですが。
先日、「活! 群ようこ+もたいまさこ 角川書店 1200円+税」を読んで。
ムクムク・・・と観たくなって、ようやく借りてきました。

小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ・・・こんな素敵な女優さんが揃ってますし。
原作は群ようこさん。←椎名誠さんの「本の雑誌社」の事務局の姉御だったのが、才能を見初められ、エッセイストになった方なので。椎名フリークの私としては、群さんの本も、かなり読んでいますから。やっぱりハズせない・・・わりに、今頃ですが・・・

そして。かもめ食堂の、メインメニューが「おにぎり」と聞いては。
ほってはおけません・・・(って、ほっといたけど

舞台はフィンランドのヘルシンキ。
小林聡美さん演じるサチエさんは、ヘルシンキの街に、一人で食堂を開きます。
日本食・・・それも寿司でもスキヤキでもない、普通の食堂。
初めは閑古鳥がないてます

片桐はいりさん演じる、分けあり風のミドリさんと知り合い。
ミドリさんは、サチエさんの食堂を手伝い始めます。

そして、もたいまさこさん演じるマサコさん。何故か、空港に荷物が届かず立ち往生してしまい。
この方も、ご縁あってか、かもめ食堂を手伝います。

平穏の中にも。いろんな出来事があって。
「日常」の中で。お話は、穏やかにすすみます。

そして。だんだんと想いが伝わって、お店は賑わいをみせていきます。

「かもめ食堂」が、可愛らしいオープンキッチンのお店で。
壁の水色や。フライパンやお鍋なんかのキッチン用品の可愛いこと
サチエさんのお宅も、いい感じです。
雑貨好きの方には、そんなところも見所かもしれません。

そして、ヘルシンキの町並みや、きれいな景色。

一緒に観ていたあばれはっちゃく(ダンナ)は。自転車と空手が趣味の人なので。
自転車が街を走るたびに、チェックを入れ。
サチエさんが合気道の歩く?練習をしている所では、真似をし・・・
これまた、違う楽しみもあったようです。

さて。「おにぎり」のお話。
かもめ食堂のメインは、「鮭・おかか・梅干のおにぎり」です。

「何故?おにぎり?」の問いに。

サチエさんの思い出話が答えになります。

「おにぎり」って。日本人のソウルフードの根源・・・というか。
想い出が、いっぱい詰まっていませんか?

私も。母が運動会や遠足の時に作ってくれた、海苔で真っ黒な「おにぎり」
大好きでした

そして今。あばれはっちゃくや娘の為に。
おにぎりを握ります。

以前読んだ、佐藤初女さんの本を思い出したりもしました。

誰かのために。想いを込めて。美味しい食事を作る事。美味しいお茶を淹れる事。
そして、それを、受け止める事。

大きな事件があるわけでも。特撮があるわけでもありませんが。

3人の魅力あふれる女優さん達によって描かれた暖かな世界に。
ちょっと幸せな気持ちになれる映画でした。

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