「アメリカが世界から収奪する仕掛けはこうして構築された」ここで話題にした、元アメリカのNSAの工作員:ジョン・パーキンスの告発本が、和訳され出版されている。
アマゾン:エコノミック・ヒットマン※画像もここから
クリックで応援おねがい! ↓ ↓ ↓ |
『エコノミック・ヒットマン』~途上国を食い物にするアメリカ~
ジョン パーキンス (著), 古草 秀子 (翻訳)
内容紹介(アマゾン.comより)
表の顔は一流コンサルティング会社のチーフエコノミスト
裏の顔はアメリカの工作員
途上国を負債の罠にはめた著者が命がけで告発!
開発援助の裏側を描いた衝撃の全米ベストセラー待望の翻訳
……本書は、世界経済の裏面で暗躍しつつ良心の呵責に苦しんだ、ひとりの男の告白の書だ。男の名前はジョン・パーキンス。彼は一九七一年から一九八〇年までアメリカの国際的なコンサルティング会社で有能なエコノミストとして働いたが、実際には、エコノミック・ヒットマン(EHM)と呼ばれる秘密の仕事に携わっていたのだ。
「エコノミック・ヒットマンとは、世界中の国々を騙して莫大な金をかすめとる、きわめて高収入の職業だ」と彼はいう。その手口はじつに巧妙だ。
典型的な方法として、彼らはまず、石油をはじめ豊富な資源を持つ途上国の指導者に対して、世界銀行の融資を受けて国家を近代化すれば飛躍的な経済成長を達成できると言葉巧みにもちかけ、その国に巨額の債務を負わせる。
じつのところ、融資された金は巨大なインフラ建設を受注するベクテルやハリバートンなどの米企業と、現地の利権を握っているほんの一部の富裕なエリート層の懐へと流れる。
庶民の暮らしはまったく良くならない。
それどころか、債務はとうてい返済できず、貧しい者はさらに貧しくなる。
さらに、債務国の政府は負債の罠に絡めとられて、天然資源や国連の議決権を奪われたり、米軍基地の設置を強いられたりすることになる。
グローバル化が進む現代では、エコノミック・ヒットマンの活動は質量ともに驚くべき次元に到達しているという。
まったく恐ろしいからくりだ。
……「訳者あとがき」より
このようにして次々と、資源を持つ発展途上国を実質植民地状態に追い込み、その国の政府がエコノミック・ヒットマンに従わなかった場合には、「ジャッカル」という秘密工作を行う部隊が送り込まれ、暗殺や反政府運動・クーデターなどの支援などを行い、政権を転覆させてきた。
よくこんなエゲつないことを平気でできるものである。
「経済援助」などとぬけぬけと主張しながら、このような収奪が行なわれているわけだが、こういう本がアメリカでベストセラーになり、邦訳されて日本の書店に並ぶということは、まだまだ世界は全面的に闇に包まれているわけではない、ということだろう。
とにかく、この本はぜひ買ってお読みいただくことをお勧めする。
著者のインタビュー(字幕付き)はここで見ることができる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1743460
★1つで「デタラメ」というレビューを書いている方は、不特定多数の方が見るレビューは、もっと歴史を勉強された上で書いた方がいいと思いますね。
ラテンアメリカの政治
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/
このサイトがお勧めです。
自己中な人間は嫌いですが、自己中な国は周囲への被害が甚大なので「嫌い」を通り超えて「消滅してほしい」ですね。
読んだのですが、この本はデタラメと書いてありましたが・・・どうなんでしょ?