(転載開始)
◆高浜原発3号機 停止作業開始
2月20日 18時4分 NHKニュース

福井県にある関西電力高浜原子力発電所3号機は、定期検査のため、原子炉を止める作業を20日夕方から始めました。
高浜原発3号機が止まると、関西電力の原発すべてが停止することになり、全国でも運転中の原発は54基中2基のみとなります。
関西電力は、高浜原発3号機の定期検査に入るため、20日午後4時25分ごろから原子炉の出力を下げる作業を始めました。
20日夜遅くに発電を止めたうえで、21日未明には原子炉を止める予定です。
高浜原発3号機が止まると、関西電力の原発は11基すべてが停止することになります。
また、全国では原発54基のうち52基が停止し、運転中のものは2基のみとなり、この2基も4月下旬までに止まることになっています。
○関西電力の社長が会見
関西電力の八木誠社長は、管内にあるすべての原子力発電所の運転が停止することを受けて会見し、広域な停電に至る事態にならないよう、供給力の確保に努めるとともに原発の運転再開に全力を挙げる考えを示しました。
この中で八木社長は、関西電力のすべての原発の運転が停止することについて、「エネルギー資源の乏しいわが国で基軸となる原発の運転停止は、電力の安定供給にとって危機的な状況であり、残念でならない」と述べました。
そのうえで、「寒波による需要の急増や、発電所のトラブルなど不測の事態が起きれば、さらに電力のひっ迫が想定される」と述べ、冬の節電を引き続き要請するとともに広域な停電に至る事態にならないよう供給力の確保に努める考えを示しました。
また、原発の運転再開については、「引き続き安全の確保に万全を期し、立地地域や広く社会の信頼回復に努めて再開にむけて全力を尽くしていく」と述べました。
○52基の原発が止まる
全国の原子力発電所は54基ありますが、高浜原発3号機が停止すると、96%余りに当たる52基が止まることになります。
電力会社ごとに見ますと、原発がすべて停止しているのは、東北電力、中部電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、日本原子力発電で、関西電力を含めると10社中8社になります。
運転している原発2基は、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発6号機が、来月26日に定期検査に入るほか、北海道にある北海道電力泊原発3号機も4月下旬に停止する予定です。
今後、運転を再開する原発がなければ、4月下旬に国内のすべての原発が止まることになります。
一方で、運転の再開に向けた動きも進んでいます。
国の原子力安全・保安院は、福井県にある関西電力大飯原発3号機と4号機について、「ストレステスト」の「結果は妥当」とする最終評価を今月13日、全国で初めてまとめ、原子力安全委員会に報告しています。
原子力安全委員会は、外部の専門家を含む会議を21日に開き、保安院の評価が妥当かどうかの検証を始め、来月末までに検証を終えることにしています。
また、運転再開の是非は、政府が最終的に判断することになりますが、地元自治体の了解も必要です。
しかし、福井県などは、「ストレステストの結果だけでは不十分だ」と主張しているほか、東京電力福島第一原発の事故を踏まえた新たな安全基準を国に求めていて、国が地元にどのように示していくのかが問われています。
「ストレステスト」は、16基の結果が国に提出されていますが、政府が再開の是非を最終的に判断したり、地元自治体が了解したりしたケースはなく、運転再開の見通しはいずれも立っていません。
○この冬の電力需給は
電力各社は、この冬、原発の停止によって電力需要が供給を上回るおそれがあるとして、去年11月の時点で電力の不足分は、最大で、原子力発電が占める割合は国内で最も高い関西電力で9.5%、東北電力で3.4%、それに九州電力で2.2%になると見込んでいました。
このため、去年の冬に比べて関西電力は10%以上、九州電力は5%以上、企業や家庭に自主的な節電の取り組みを要請しました。
しかし、実際には、冬の電力需要のピークを迎えた先月から今月にかけて電力各社が当初、見込んだような大幅な供給不足には至っていません。
電力の供給量に対する使用率は、寒さが厳しかった今月2日に各社で最高を記録しましたが、このうち九州電力は96.7%、関西電力は93%となっています。
電力各社は、供給不足に至っていない理由について、「冬の寒さが予想したほど厳しくなっていないうえ、節電の取り組みへの協力が得られているため」としています。
そのうえで、「地域間で電力を融通し合って調整を続けている状態で、来月にかけても天候次第では、電力不足に陥る可能性はある」と説明しています。
一方、政府の試算によりますと、ことし夏に原発の運転再開がないときの電力需要のピークについては、平成22年並みの猛暑になった場合には、日本全体でおよそ9%の供給不足が見込まれています。
一方、去年の夏のような平年並みの暑さで、電気の使用制限を行った場合には、およそ4%の余剰が見込まれ、電力不足にはならないとしています。
◆10年並みの電力ピークなら今夏の需給ギャップ1割も=官房長官
2012年02月20日16時59分 ロイター

[東京 20日 ロイター] 藤村修官房長官は20日午後の会見で、原発の稼働が停止し、2010年並みの電力ピーク需要があった場合、有効な対策を講じなければ、今夏の電力需給ギャップは1割程度になるとの見通しを示した。
藤村官房長官は、きょう関西電力<9503.T>の高浜3号機が定期検査に入り、稼働停止となることで、関電管内のすべての原発が止まることに関連し、「今回の停止をしてもこの冬は安定的な需給が確保できる見通しだ」と語った。
一方で、この夏の電力需給については「2010年並みのピーク需要ということになった場合、何も有効な対策を講じないと、約1割の需給ギャップが生じる見通しであり、この見通しについて春に一度レビューを行う予定だ」とした。
また、原発の再稼働については「電力需給とは別次元の問題」として、国際原子力委員会(IAEA)のレビューを受けた手法に基づいて判断していくことになるとの見解を示した。
原発が再稼働しなかったことが経済に与える影響についても「影響はそれぞれあるが、原発再稼働の判断とは直接的につながっていない」とし、再稼働の判断は、事業者のストレステストの結果を保安院が確認し、その妥当性を安全委員会が確認した後に、地元の理解や信頼が得られているかという点も含めて判断していくことになる、との方針を改めて示した。
(転載終了)
本日(2/20)、高浜原発3号機が停止し、ついに関電管内の全原発が停止した。
昨夏以降、毎日のように「電気予報」にて電力の需給見込みが報道されているが、多くの原発が停止し、かつ、これだけ厳寒な冬となったにも拘らず、電力は”余裕綽々”状態である。
電力会社や政府・官僚・大手マスゴミらが「冬の電力不足キャンペーン」を張り、「原発再稼動」を既成事実化しようと目論んでいるようであるが、残念ながらこの4月には「国内54基の原発が全て停止しても尚、電力不足とはならない」ことが立証されることであろう。
即ち、原発が不要であることが証明されるということである。

政府・経産省・東電やマスゴミ・御用評論家らは「原発を止めると電力が不足する」とデタラメな主張を繰り返しているが、以前のエントリーにてコメントしたとおり、民間企業の火力発電の自家発電分だけでも日本の原発全54基の総認可出力を上回っており、これに水力発電等まで加えれば原発60基分に相当するのである。
即ち、政府・官僚・電力会社もマスゴミも、これら民間企業の自家発電用火力の存在自体に敢えて触れようともせず、これらを稼動させることなく眠らせたままとし、その一方で、「原発再稼動」「代替エネルギー」と馬鹿の一つ覚えのように繰り返しているのである。
「ストレステストの妥当性」や「”地元”の同意」を論じるその先にあるのは「原発再稼動」のみであり、この手の議論に同調すること自体が”原発ありき”の議論なのである。
上記NHK記事にて「平成22年並みの猛暑になった場合、9%の供給不足見込み」との政府試算が報じられているが、だからと言って「即、原発再稼動」という短絡的な物言いにはくれぐれも騙されないようにしなければならないであろう。
最後に、上記ロイター記事にて藤村”無能”官房長官が寝ぼけたコメントを連発しているが、個々のコメントについて以下の通り”ツッコミ”を入れさせていただく。
・高浜3号機が定期検査に入り稼働停止となることで、関電管内のすべての原発が止まることに関連し「今回の停止をしてもこの冬は安定的な需給が確保できる見通しだ」と語った。
⇒最も厳しい関電管内でさえ、昨夏も今冬も1年を通じて原発など不要であることが証明されたことを素直に認めろ!
・この夏の電力需給については「2010年並みのピーク需要ということになった場合、何も有効な対策を講じないと、約1割の需給ギャップが生じる見通しであり、この見通しについて春に一度レビューを行う予定だ」とした。
⇒事故から間もなく1年経つ現時点で、何ら具体の対策を打ち立てていないこと自体、言語道断である!
寝言言ってる暇があったら民間の”眠れる自家発電”を動かすよう即行動せよ!
・また、原発の再稼働については「電力需給とは別次元の問題」として、国際原子力委員会(IAEA)のレビューを受けた手法に基づいて判断していくことになるとの見解を示した。
⇒”アメリカの手先”IAEA天野の判断などロクなものではないことは自明である。
そもそも自国で判断する能力がないなら原子力政策など即刻放棄すべし!
・原発が再稼働しなかったことが経済に与える影響についても「影響はそれぞれあるが、原発再稼働の判断とは直接的につながっていない」とし、再稼働の判断は、事業者のストレステストの結果を保安院が確認し、その妥当性を安全委員会が確認した後に、地元の理解や信頼が得られているかという点も含めて判断していくことになる、との方針を改めて示した。
⇒いい加減、原発マネー依存の”地元”に対する「兵糧攻め」はやめよ!
再稼動などせずとも廃炉だけで数十年かかるのが現実であり、地元民の職が即、失われるというウソはいい加減にやめよ!
(地元民の生活については、長期となる廃炉作業中にじっくり考えればよい)
※参考1「原発運転停止を巡る「夏の電力不足キャンペーン」の大ウソ 〜東京新聞が社説にて糾弾〜」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d61fa1d5352ed222be71be793161d94d
※参考2「原発再稼動を目論む「電力不足キャンペーン」の大ウソ 〜民間企業の自家発電を活用すれば原発など不要〜」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/7ce1a90ac6b70ea0a000e4c2a499fd5f