代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

真田丸 第23回「攻略」感想 

2016年06月13日 | 真田戦記 その深層
 今回は小田原城攻め。いくつか定説を覆すような描き方がされました。まず真田源次郎が、前田利家・上杉景勝・真田昌幸らの北国軍には加わっておらず、秀吉の馬廻り衆として秀吉本陣に詰めていたという設定でした。定説では、真田信繁は北国軍に加わり、それが信繁の初陣だったといわれることが多いです。これは新しい描き方だったと思います。  平山優氏の『真田信繁』(角川選書)によれば、信繁は昌幸や信幸とともに北国軍 . . . 本文を読む
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女性経済学者が増えれば世界は変わる?

2016年06月12日 | 新古典派経済学批判
女性経済学者がもっと多くなれば、世界は変わると思います。 男性的マッチョ経済学に一貫して挑戦し続けたジョーン・ロビンソンの経済学を継承する女性経済学者が増えてくれれば・・・・。 余談ですが、宇沢弘文先生の社会的共通資本の考え方も、ジョーン・ロビンソンの経済学を継承しています。宇沢先生、アメリカでケネス・アローと一緒に研究していたころは、それこそモデルづくりを探求する「マッチョな業績」を追及していたように見えます。日本に帰って『自動車の社会的費用』などを書いて、社会的共通資本の研究を始めてから、研究スタイルは大きく変わったと言われています。  アローは、それを「ビッグ・チェンジ」と呼び、ヒロ(宇沢先生のこと)はなぜ変化したのかどうしてもわからないと述べています。これは佐々木さんと私で意見の一致するところですが、宇沢先生にビッグ・チェンジをもたらしたのは、ジョーン・ロビンソンとの交流でした。 . . . 本文を読む
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「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」は面白かった

2016年06月10日 | 政治経済(国際)
アイスランドは世界でももっとも女性が活躍している度合いの高い国であるが、唯一、金融機関だけは男性社会だった。そして、2007年のアイスランドの金融危機は「男性ホルモン」が引き起こしたものだ・・・・。  アイスランドの銀行が軒並み倒産する中、唯一、顧客の預金を守り切った銀行の経営者は女性たちだった。彼女たちは自分たちが理解できない怪しげな金融商品には手を出さなかった。自分たちが理解できるもののみに投資した。サブプライムローンのような怪しい金融商品で焦げ付くことはなかったのだ。世界中で金融危機を引き起こしているのも男性ホルモンの作用。 . . . 本文を読む
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「クリントン・キャッシュ」 ―ヒラリー・クリントンは大統領選を辞退すべき

2016年06月07日 | 政治経済(国際)
 日本のマスコミはヒラリー・クリントンが民主党の予備選で指名確実になったと報じている。しかし本人が逮捕されたら大統領選どころではないだろう。このような犯罪に手を染めていることが濃厚な人物が大統領選に出ても、トランプ候補には勝てないだろう。仮に勝ったとしても当選早々に政権がレームダック化することは間違いない。 . . . 本文を読む
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真田丸 第22回「裁定」感想  

2016年06月05日 | 真田戦記 その深層
 前世で弁護士だったはずの源次郎が、過去に生まれかわって被告席に・・・・・。ツイッターで「古美門先生!」というワードが飛び交っていて笑ってしまいました。  しかし真田源次郎は古美門先生ほど弁は立たず、本多正信の援護射撃によってかろうじて乗り切ったという感じでした。それにしても本多正信の反応は意外でした。いまのところ徳川と真田がいい関係になっているんですが、この後、どう転んでいくのでしょう。  き . . . 本文を読む
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赤松小三郎は議会政治の建白書を幕府にも提出していた ―桐野作人氏が発見

2016年06月01日 | 赤松小三郎
本日の『信濃毎日新聞』(2016年6月1日付)に赤松小三郎に関する新事実発見の記事が掲載されました。「赤松小三郎 幕府にも建白」という記事です。 歴史作家の桐野作人氏が発見したものです。日本で初めて議会制民主主義の建白書を提出した赤松小三郎。これまで越前の松平春嶽と薩摩の島津久光に提出したものが知られていました。今回の発見は、小三郎は、島津久光に出したのと同じ内容の建白書を徳川公儀(幕府)にも出していたというものです。歴史作家の桐野作人氏が、盛岡藩の記録である『慶応丁卯雑記』の中から発見したものです。 . . . 本文を読む
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真田丸 第21回「戦端」感想 ―なぜ沼田がそれほど問題なのか?

2016年06月01日 | 真田戦記 その深層
 遅れましたが、第21回「戦端」の感想を簡潔に書いときます。    沼田領問題をめぐって北条と真田がそれぞれ徳川・上杉を巻き込んで泥沼の抗争を繰り広げてきたのは、これまでのドラマで描かれた通り。いよいよその抗争に最終決着がつく段階になってきました。  私にとっては意外でしたが、どうやら北条家滅亡につながる事件のきっかけをつくった主役ともいえる北条方の武将・猪俣邦憲、また真田方の悲劇の武将・鈴木主 . . . 本文を読む
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舛添は逮捕、東京オリンピック開催の条件は電通解体

2016年05月28日 | 時事問題
五輪招致のための裏金事件をきっかけに、日本が報道の自由度ランキングで72位にまで後退し、安倍政権の暴走にもマスコミが闘えなくなっている理由の根源にあるところの、電通という独禁法違反の広告代理店を解体に追い込めれば、日本の民主主義と言論と報道の自由の回復にとって僥倖になろう。電通解体なくして五輪開催なしだ。 ここにきて、舛添問題にばかりに電波が奪われ、本来はもっと問題にすべき東京オリンピックの裏金問題がかすんでしまっている。これは裏金問題で嫌疑がかかっている電通の思うツボなのではないか?  . . . 本文を読む
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真田丸 第20回「前兆」感想

2016年05月23日 | 真田戦記 その深層
 今週の最大の興味は、信幸がどんな顔をしておこうに離縁を言い渡すのだろう、離縁を言い渡されたときおこうはどんなリアクションを示すのだろう、また離縁された後どうなるのだろう・・・・でした。  信幸の表情はだいたい予想通り。おこうのリアクションは、病気を悪化させて立てないくらいになるのか・・・と思いきや、意外に気丈にたくましく乗り切ってくれました。  真田信幸が本多忠勝の娘の小松姫を迎える前に、真 . . . 本文を読む
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上田城界隈にはまだまだ見どころ満載

2016年05月22日 | 真田戦記 その深層
 GW中に上田に帰省したところ、いまだ見たことのない、観光客の波が・・・・・・。  上田城の前を通ると、観光客の大軍勢。上田城にこれだけの人の波が押し寄せたのは、関ケ原の折に徳川軍3万8000人に攻められて以来なのでは・・・・などと思ってしまった。ああ、これも今年一年だけの現象なのでしょう・・・・。  しかし、どうやら観光客は上田城に集中している。そこで「真田丸」に関係して、上田城から歩いて行け . . . 本文を読む
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おこうにとって稲姫は親の仇?

2016年05月21日 | 真田戦記 その深層
 明日(2016年5月22日)の「真田丸」(第20回「前兆」)の見どころは、本多平八郎忠勝の娘・稲姫(小松姫)を正妻に迎えた信幸が、それまでの正妻であったおこうに離縁を言い渡すというシーンかも。ふつうだったら、とても辛く悲しいシーンのはずですが、こと「真田丸」にかんしては、最大の悲劇が最大の喜劇になりそうな予感が・・・・。はたしておこうの運命やいかに?         長篠の合戦図屏風(部分) . . . 本文を読む
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舛添要一都知事の政治資金私的流用問題について一言

2016年05月16日 | Stop! 舛添
 舛添要一都知事の政治資金私的流用問題について一言。舛添氏が公私混同甚だしい人物で、国民の税金である政党助成金を違法に流用していたことは周知の事実であった。舛添氏が政党助成金2億5000万円を流用して、新党改革が背負っていた借金返済に充てていたという違法行為があったことは、都知事選の最中から公になっていた。マスコミは報道せず、舛添は勝利した。  私が東京都知事選の最中に書いた記事を再掲しておく。 . . . 本文を読む
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真田丸 第19回「恋路」感想

2016年05月15日 | 真田戦記 その深層
 徳川7000の大軍の前で高砂を踊っても、死の恐怖など微塵も感じなかったであろう真田源次郎。しかし今回は死を覚悟したでしょう。思えば、新府から野盗の群れの中を家族をつれての逃避行、本能寺の変からの人質を引き連れての安土脱出劇、ばば様を奪還するための小諸城潜入からの捕らえられての人質生活・・・・・・・・。ドラマが始まってから、もう危機の連続でしたが、観ている方にとっては、今回こそ源次郎にとって最大の . . . 本文を読む
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武将と言えば三成、滋賀県と言えば税金の使い方が正しい

2016年05月15日 | 政治経済(日本)
一昨日、嘉田由紀子さん(前滋賀県知事)が代表を務める「チームしが」の学習会「大戸川ダム問題緊急対話集会」に呼ばれて話してきました。話の趣旨は、国交省がダム建設を進める根拠ともなっている「基本高水」の数値はダムありきで恣意的に作られているというものです。この数値に縛られてダムを造るのではなく、嘉田県政時代に策定した流域治水条例にもとづいて、もっと賢明な水害対策ができるはずです。会場からもっとも大きな拍手を受けたのが以下のスライドでした。「武将と言えば三成、滋賀県と言えば税金の使い方が正しい。しかし大戸川ダムを造ってしまったらこの評価はどうなってしまうのでしょう?」と。 . . . 本文を読む
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真田丸 第18回「上洛」感想

2016年05月08日 | 真田戦記 その深層
真田が家康の与力となったからには、北条が真田領に攻めてきたら、北条と同盟関係にあったはずの家康は、北条を助けるのではなく、真田を助けなければならない。 秀吉としては、北条と徳川を引き裂くために、真田をあえて徳川の与力としたという深謀遠慮だったということです。家康は「ついに真田安房守に頭を下げさせたぞ」という嬉しさで、高笑いしていましたが、じつは秀吉の術中にはまっていた? この時点で、家康は、北条を助けて真田と戦うという集団的自衛権を発動できなくなり、真田を助けて北条と戦うという集団的自衛権を発動せねばならなくなってしまっていたのです。このとき既に秀吉の頭の中では、北条を滅ぼす算段がついていたのかも? . . . 本文を読む
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