思いつくまま、気のむくまま

日々の出来事を日記代わりにつづります。

猛暑に思う

2011-06-25 09:36:48 | 日記
雨がやむと猛暑。
今年も昨年のように暑いのかしら。
熊谷では39度を超えたとか、40度近い暑さなんてどんなもの?

そこへもってきて今年は節電。電力が足りない。
今から需要が増える夏を迎えるというのに。
毎年、自宅のエアコンは来客があるとき以外はつけない主義だが、
というのも、教室でほぼ毎日のようにエアコンづけなので、
体に悪いと思い、汗をたくさん流そうと、自宅ではもっぱら扇風機。
窓を開け風を通せば何とかしのげる。

しかし、東北の被災地の人たちへ思いを寄せると、
放射能問題はまだまだ進行中。
窓は開けられない、冷房もない体育館で蒸しぶろ状態、この暑さでハエが大発生中とか、
行方不明者もまだまだ数千人、動物たちの死骸やがれきも片付けられないところもあり、
想像を絶する暮らしなのだ。

いくら粘り強いといわれる東北の人たちも我慢の限界だろう。
被災地の子どもたちが必死に我慢をしている様子にこちらの子どもたちを重ねてしまう。

昨日も小3の女の子が疲れているという理由でごちゃごちゃ言い出した。
今年度から学習指導要領が変わり、授業時間数の増加、教科書の内容もむずかしくなった。
だからこそ家庭での学習が大切になるわけで、基礎学力を育てておかねばならない。
お母さんも働きに出はじめ、歩いて教室に来なければならないことが嫌なのだそうだ。
子どもの足で徒歩6,7分の距離なのに…。
そんなに近くても車での送迎なのだ。

もしかしたら、東北の子どもたちも震災前はそういう状況の子がいたかもしれない。
しかし、天地が引っくり返るような出来事に遭遇し、考えも価値観も180度変わったことだろう。
いつどうなるか知れないのなら、好きなように生きたらいいじゃない、厭なことはしなくてさ、
なんてうそぶく輩も出てくる。

今のこの時代、そんな風に生きられますか?
厳しい時代を生き抜く力は好き勝手なことをしていて育ちますか?
誰かがやってくれるだろうは通用しません。
自分で考え行動できる人間にならなければなりません。

そんな子の育成に日々微力ながら子どもたちと真剣に向きあっています。
やがて社会に貢献できるような人間になってもらえたらこれ以上の幸せはありません。