えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

おしゃべりの声質

2010年01月11日 | 雑記
電気屋さんもおもしろいことには敏感なようです。

東芝 Studio ToSpeak

こちら、今月から3ヶ月限定で公開されている”音声合成”のページです。
好きなキャラクターを選び、テキストを入力するとそのとおりに喋ってくれる、
というシステムです。
完全無料システムで登録もかんたんなので、期間中は誰でもかんたんに
文章を発音させた音声をつくることができます。
音声の入力画面は「かな漢字入力モード」と「読み調整モード」に分かれていて、
「かな~」のほうで文章を入力、「読み調整」で細かい音声の調整を行います。
「かな~」でプチプチ打ちこんだものを読ませるだけでもけっこう聞けます。

電気屋さんの大手がつくったとあって、声の質はよどみが少なく、音声合成
初心者の筆者もわりあい自然な声だなあと思います。電子的なひっかかりはありますが、
そこをどの程度調整でカバーできるかが考えどころです。
To Speakという東芝の音声合成エンジンを利用したシステムで、
喋る速度や声の太さ、さらには抑揚やアクセントまで調整できるという細かさ。
つくった音声はダウンロードして保存も出来るようなので、上手い人はこれだけ
そろってれば相当なものが作れるんじゃないでしょうか。

というか、普通にキャラクターが可愛いので一見の価値はあります。

今のところログインして使用できるのは、

若い女の子で”会話調”の「スピカ」(23)
男性で”読み上げ調”の「ディノ」(29)
少し落ち着いた女性で”読み上げ調”の「ユキノ」(34)

の三名のみとなっています。サイトでは他にも7名の声が紹介されており、
おっさんから少女までかなり幅広い声質で作られています。

反則だと思ったのは”アンドロイド”「Mr.ボロ」(2)。
人間じゃないのかよ。
でも合成音声そのものは、人間の声を真似たものですから、アンドロイドには
これほどうってつけな音声も無いのです。最初っから”つくりもん”という
レッテルを貼られれば、たとえばスターウォーズの金ぴかロボットに人間が
当てる声よりももっと自然に人工物としての聞こえ方を与えることが出来ます。
人工物同士だからこそある意味相性がとってもいい「聞こえ方」で、たぶん
公開されている音声の中では最も聞こえ方に違和感のない音声だと思います。

紹介文では「ぽんこつアンドロイド」とありますが、全然ポンコツじゃないし
むしろ一番しっくりしてますよアンタ。ひいき目かも知れませんがまあいいや。
コメント (2)
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