えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

ちょっとだけ、ちょっとだけ

2009年10月07日 | 雑記
どうして本を読むのですか、と聞かれて、
「そこに思っても見なかった自分を見るから」と答えてしまい
すっかり河井寛二郎のことばがすきなのだな、と再確認しました。


言葉は難しいです。漢字はもっと難しい。
どうしてこんな表意文字があるのだろう。

たとえば「権」という文字がありますけれども、これは「権力」という
言葉にもあらわされるように、力を意味する言葉です。
いっぽうで、もともとの字は黄色い花の咲く木で、天秤のように
使う気、つまりつりあいや平均を表すことばでもあります。
そしてさらに、正常な状態に反する、という意味も持っている矛盾の漢字です。

これが形と線から出来てることが、もうたまらない。


ところで、「論語」を読んでいて孔子の性格にむかむかしてしまうのですが、
(自慢好きだし、しょっちゅう揚げ足取るし、すぐすねるし)
これはいったい何なのでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする