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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

アマチュア無線・月面で電波を反射

2007-03-03 22:36:00 | アマチュア無線

P1000176 昔、アマチュア無線をやってた頃(30年以上も前ですが)CQ誌で月面反射通信(Earth-Moon-Earthを略してEMEと云う)の記事を読んでて、いつかやりたいと思っていた時がありました。今回、我が茨城県(といっても西端と東端の違いがありますが)の高萩市にあるKDDI茨城衛星通信センターの協力でアマチュア無線の実験が行われ、無事成功しました。こういったプロの施設を利用するなんてルール違反、いや、うらやましい限りで、実現出来たことは本当に他人事ながら嬉しい出来事です。

以下NHK水戸放送局3/3の記事より

地球から38万キロ離れた月に向けて電波を送り、電波を月の表面で反射させて、地球上の離れた場所と交信するアマチュア無線の実験が、衛星通信用の巨大なパラボラアンテナを使って3日、茨城県で行われました。この実験は、茨城県高萩市にあるKDDI茨城衛星通信センターの協力を得て日本アマチュア無線連盟が行ったもので無線の愛好家や小学生らおよそ百人が集まりました。午後6時前、直径32メートルある通信センターの巨大なパラボラアンテナが、東の空に上った月をとらえました。アマチュア無線家たちは、自分の声やモールス信号を電波に乗せてパラボラから発射。電波は、計画通り月の表面で反射し、およそ2.5秒後、こだまのように戻ってきたのがパラボラで受信されたほか、世界各地に届き、アメリカなどの無線愛好家から再び月面反射を利用して応答が寄せられました。巨大なパラボラは微弱な電波もとらえるため、各国の愛好家は通常の無線設備で通信ができたということで、こうしたパラボラを使った月面反射の実験は国内では初めてです。埼玉県から来ていた小学4年生の男の子は、「月を反射して戻ってきた音がこんなにはっきりしているなんて驚いた。大きくなったら僕も無線をやってみたい」と話していました。実験の舞台となった茨城衛星通信センターは、アポロ11号の月面着陸など歴史的な場面を伝えた日本で最初の衛星通信の施設ですが、今月いっぱいで通信施設としての40年余りの歴史に幕を下ろすことになっています。

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2 コメント

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NECのTVコマーシャルで回っていたパラボラで... (ソニータイマー)
2007-12-17 10:02:31
NECのTVコマーシャルで回っていたパラボラでしょうか。
インターネットのメトロネットワークが細かった時代に、日本各地へデータの一斉送信をする目的でも使われたと思います。
月面でなくて飛行機や衛星の金属表面に反射させる通信もあるそうですね。
また、アポロが月面に置いて来た反射鏡(自転車や自動車に付いてる反射鏡の高精度版)を使ったレーザー通信(もともとは地球と月の距離測定用だが)があるようです。
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NECのTVコマーシャルは知りませんが、日本で最初に... (トラブルシューター)
2007-12-17 17:09:43
NECのTVコマーシャルは知りませんが、日本で最初に静止衛星通信に使用してアメリカとTV生中継したので有名です。ケネディ大統領暗殺の中継は皆さんの心に残っていると思います。アメリカのアマチュア無線家の中には、このような設備を個人で所有している方もいるようです。今はデジタル技術が進歩しているので、それ程、感度が良くなくても、綺麗に受信出来るので、維持費が大変なアンテナはお払い箱ということですね。非常時の移動中継車は、今の技術の良い例ですね。
反射鏡は月との距離測定に使ってますね。
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