トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

タダノRC-49-12他修理

2017-04-17 15:18:51 | ラジコン

【タダノRC-49-12】
 ブログを見たかたから修理依頼があった。
前回は地元の方で何度か現車確認出来たので解決したが、今回は遠く、送受信機のみ分かる範囲での修理で、動作確認は出来ない旨伝えて、了解の上で引き受けた。
連絡の通り、内部に水滴が残っていた。

電源供給用4Pコネクタが変色して腐食していたので手持ちの合うコネクタに付け替えた。

電源は入るのだが、サブ基板の+5V電圧がおかしい。

また、何故か0Vが浮いている。
前回修理の写真を見てみると、メイン基板部への接続コネクタの差し込み箇所が違っていた。
1つのハウジングに対し、3個のコネクタを入れる様になっているが順序を間違えても入ってしまう為だ。
依頼者に入れ替えたか確認したところ、修理工場に依頼したことがあり、この際に間違えた可能性があるとのことだった。

これで実車確認してもらうことにした。
4/27連絡があり、送っていただいた写真によると、受信機が接続されているコントローラーの基板およびコネクタが腐食しており電源供給されていない様で、送っていただいて修理することになった。
【タダノRCS-M01】
レバースイッチ4個中、間の2個が壊れて動作しないという症状。
互換品に4個全て交換して問題無く動作した。
【タダノRCS-250】
受信機の表面LEDが全て点灯してしまい全然動作しないという症状。
今までに、一番多い故障内容で、電解コンデンサの液漏れ・劣化によるもので、交換でほとんど正常動作する。
出力電圧が+5V、+12V共に断続して異常である。
電解コンデンサをセラコン及び同容量の105℃タイプに交換する。
1個、コンデンサ下のパターンが不足、更にはカーボン状になっており抵抗値を測ると絶縁になっていないので、大きくサラモミしたところ絶縁がとれたので、コンデンサを実装した。
電源を入れると、表面LED表示が単体での正常表示に戻ったので、動作している様だし、送信機を操作すると2周波切り替えの矩形波信号が周波数によって0V及びVCCに固定されるので受信もOKの様だ。
4/26連絡があり、表面LED4個がサイクリック点滅のまま送信しても止まらない(ちゃんと受信出来ると消灯する)というので、4/27持って来てもらい調査したところIDの設定が送信機と受信機で異なっていた。車両オークションで入手した時から違っていた様だ。送信機側を合わせて再確認してもらうことにした。
4/28問題なく動作したと連絡がありホッとした。
【極東FRG601】
以前修理したもので、また電波が届かなくなってしまった(アンテナの直近にしないと動作しない)という症状で送ってもらった。
確認すると問題無く動作している。
念のため、受信機の電解コンデンサとアンテナ入力のアレスタを交換した。
また別電源に接続出来る様に供給コネクタを添付して送り返した。
その後、連絡があり症状は改善されていないということなので、別電源に接続してみたり、アンテナを外してみたりして、どう変化するか見てもらうことにした。
【5/1】
依頼者から連絡あり、この受信機が接続されているコントローラー部のコネクタ基板が腐食している様(写真添付)なので、治せないかとの問い合わせがあった。

4極コネクタは腐食しており、半田が付かなかったので、類似品で自作(ブリッジダイオードのリード線)しました。
ピンが少し細い(Φ1.5mmに対し1.3mm)ので、もし緩い様だったら、差し込み側のコネクタ内側をすぼめて対応してもらう。
パターンも腐食しているので、リード線を使って接続する。
コンデンサは類似品に交換。
多極コネクタは特殊フラックスで、半田が付く様にして、付け直しました。

コメント
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