トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

スマホ用DC-DCモジュール・急速充電化改造

2015-07-23 17:11:14 | 電子工作

 車でのスマホ充電用にaitendo製DC-DCモジュール[DC12V-LC2319-5V]を使用しているが、どうやら通常充電の為、GPS等をONにしてカーナビアプリを使っていると、充電が追い付かず、最悪はゼロになってしまう。(実家に帰る時に経験)

ネット検索すると、D-が2.8V以上になればスマホ側で切り替える様だが、このモジュールを測定すると2.3V程度の抵抗分割になっている。
最初は回路図中のR6(51kΩ)とR7(43kΩ)を入れ替えることでなりそうなので、交換してみると2.8Vになるので、もう1回路の抵抗も交換を試みたのだが小さなチップ抵抗で焼損させてしまった。
デスクリートの抵抗を2本交換するのもスペース上、大変なので、もう1つの方法で簡単なD-とD+間に150Ωの抵抗を入れることにし、R6~R9(R10~R13)を外す。

これでスマホを接続すると、ちゃんと急速充電になっている様だ。

入力電流を測定すると0.5A(12V)程度で、IC(LC2319)自体は2A出力の能力は有る。
尚、オリジナルのままでは、出力(+5V)にスマホが接続されていると、車の電源がONになっても出力が出ないという問題が有り、車の電源を入れるたびにスマートホンのUSB充電コネクタを抜き差ししなければならない。
という問題が有り以前のブログで改造法を紹介している。
このモジュールはスイッチング周波数が500kHz付近なので、車種によっては、AM放送に影響が出る場合がある(長男に進呈したら、雑音で使えなかった実績?有り)ので、その場合には対策が必要になるかも知れない。

コメント
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