引き続き、レーザー送信機(これも雑誌に有った基板・回路)を使って、前回の受信機による光通信確認を行った。
回路に74HCU04を使っていたので、これはアナログ信号のままでは無理かなと思いながらも(思い違いは後述)、入力ソースにはCDの音源をプリアンプC-22でコントロールして接続。
受信機側は少しでも再生音が良くなる様、パソコン用の外部スピーカーを接続する。
流れて来た音はHiFiとまでは行かないが、ちゃんとした音楽として聞えて来た。
ダイナミックレンジはそんなに大きくなさそうで、レベルの高い音が歪加減だ。それでも、アンプ側でLOWカット、HIGHカット、ラウドネスをONすると大分聞きやすくなる。
レーザー光は中心に当てるよりも少し円周側に寄せたのが、音が良くなる。至近距離で実験しているのでレベルが高すぎてフォトダイオードが飽和しているのだろう。
74HCU04はフィードバックをかけるとアンプとしても使うことが出来ることを始めて知った。
「CMOSインバータによるAFアンプの実験」参考
HCでは増幅度が高いのでアンプには向かないが、HCUは増幅度が低いので、緩やかな増幅でアナログ回路に向いている様だ。
内部は、単純なMOS-FETのコンプリメンタリPPです。
考えて見ると、中身はOP-AMPやコンパレータと同じく増幅度無限大に近いアンプですもんね。ネット検索すると、アンプ製作記事が結構載っている。
これからの簡単なアンプ設計のレパートリーに追加となった。
家の中なので5m程度までは確認出来たが、そのうち、センターのホールをお借りして三脚に固定して、本格的な伝達実験をしてみたいと考えている。