沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩 44

2008年01月02日 22時31分24秒 | 手記
 沖縄に来たけれど沖縄は遠かった、まず目の前に飛び込んできたのは日米軍事同盟であった、しかも同盟は名ばかりで沖縄を奴隷にした日本政府の更にアメリカへの隷属と言う有様、愚弄に次ぐ愚弄、軽視とシカト、そして飴とムチ、この本土並み返還後の実情からして変わらぬ待遇、基地は沖縄の恥辱の象徴、屈辱の証、琉球人の被抑圧の歴史を究極したもの、と内地人は思うのであった、この現状は大日本帝国がかつて間違いなく実行し今も多大の痕跡をみせるアジア朝鮮中国に対しての侮蔑的侵攻に変わらない、その内実は欧米列強に対する劣等感であり、その裏返しとしての攻撃性であり、沖縄や朝鮮はその矢面に立たされ続けた、今もまさに同様の仕打ちを加えるとはなんという残忍さか、飴をもらって喜んでる連中が上に立っては救いがたい、かつて少年だった彼の目にも映った瀬長亀次郎の偉業を今沖縄は学ばねばならない、