自尊心、自負心、矜持、これらの精神状況は人が生きていくうえで黒と白くらいの差を生むが、ばかげてると軽んじると事態は益々気詰まりにして憂鬱な人生へ落ち込んでいく、しかしてこの事態は多分比較の対象があり、そこから自己審査が加えられ誤って自己断定を下し、全てがそこから出発し帰着する、劣等感も優越感も同じ誤謬には違いない、要は比較の対象に正確な診断を下しそこから速やかに離脱することだが、一方自己の回復はそんなに容易ではない、開放展開試行錯誤回復到達、どれほどの時間を要するのか、しかも何をもって救いの表象とするのか、