犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】2百年前の旅

2022年11月20日 | 日々是好日なり
 古文書のつづき。
 寛政9年(1797)、奥能登から伊勢と松坂を旅した人のメモである。

 一 鳥目 百文 一宿 山科屋 四宮村
 一 鳥目 百文    三井屋 横木村
 一 鳥目 七拾二文 一泊り  ・・・・・


 鳥目は、穴の開いた銭のこと。一文銭、四文銭、百文銭。
 寛政年間、銅銭一文は、現価でおおよそ25円。
 百文は、2,500円に相当する。
 食事つきだったとのこと。

 2カ月強の旅だった。
 宿賃だけで60日×100文=6,000文
 一文銭の目方3.75gなので、6,000文の重さは、22.5kgとなる。
 これを持って旅するわけにはいかないので、金貨あるいは銀貨を用意して銅銭は旅先で両替して調達した。
 (つづく)
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