辰巳ダムが昨年6月に供用開始しているが、当方の記憶によれば、洪水らしい洪水は初めてではないか。石川県河川総合情報システムによれば、29日18時に毎秒184立方メートルを記録している。辰巳ダムでは、毎秒80立方メートルを超えると晴れて「洪水」と名乗ることができる。
梅雨によるもので、辰巳ダム地点では、7月28日23時から、30日6時にかけて110mmの降雨があり、同時期に上流の犀川ダムでは、212mmの比較的大きな降雨があった。
15時ころから、100立方メートルを超える洪水がダム湖へ流れ込み、ダム湖の水位は急激に上昇し、18時には毎秒184立方メートルの最大流量があり、水位は標高113メートルまで上昇し、その後、ダム湖への流入量は減少に転ずるものの水位は上昇を続け、21時には、標高117メートルに達している。その時の流出流量は、毎秒105立方メートルであった。
ところで、「平成22 年度犀川辰巳治水ダム建設事業 試験湛水計画策定業務委託報告書」p.3-20によれば、水位117mに対して、放流量は毎秒207.6立方メートルである。同様に、水位100m、105m、110m、115mに対する放流量は、毎秒45.2立方メートル、毎秒117.0立方メートル、毎秒161.1立方メートル、毎秒195.5立方メートルである。
これに対して、石川県河川総合情報システムによる実際のケースの放流量は、水位100m、105m、110m、115mに対して、毎秒22立方メートル、毎秒59立方メートル、毎秒82立方メートル、毎秒98立方メートルであり、いずれのケースも約半分である。
なぜだ、2つの穴のうち1つが閉鎖されているのか。
ということになると、水位でダム湖への流入量を計測しているのだから、誤計測ということにならないか。
梅雨によるもので、辰巳ダム地点では、7月28日23時から、30日6時にかけて110mmの降雨があり、同時期に上流の犀川ダムでは、212mmの比較的大きな降雨があった。
15時ころから、100立方メートルを超える洪水がダム湖へ流れ込み、ダム湖の水位は急激に上昇し、18時には毎秒184立方メートルの最大流量があり、水位は標高113メートルまで上昇し、その後、ダム湖への流入量は減少に転ずるものの水位は上昇を続け、21時には、標高117メートルに達している。その時の流出流量は、毎秒105立方メートルであった。
ところで、「平成22 年度犀川辰巳治水ダム建設事業 試験湛水計画策定業務委託報告書」p.3-20によれば、水位117mに対して、放流量は毎秒207.6立方メートルである。同様に、水位100m、105m、110m、115mに対する放流量は、毎秒45.2立方メートル、毎秒117.0立方メートル、毎秒161.1立方メートル、毎秒195.5立方メートルである。
これに対して、石川県河川総合情報システムによる実際のケースの放流量は、水位100m、105m、110m、115mに対して、毎秒22立方メートル、毎秒59立方メートル、毎秒82立方メートル、毎秒98立方メートルであり、いずれのケースも約半分である。
なぜだ、2つの穴のうち1つが閉鎖されているのか。
ということになると、水位でダム湖への流入量を計測しているのだから、誤計測ということにならないか。