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フォルクスワーゲンとマイクロソフトが戦略的パートナーシップを推進


フォルクスワーゲンとマイクロソフトが戦略的パートナーシップを推進

→「フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド」は、ヨーロッパに加え、 今後発売される「ID.」の主要市場となる中国、米国にも拡大予定
→フォルクスワーゲンとマイクロソフトがコネクテッドカー サービス向けの最初のパイロットプロジェクトを開発
→早いペースで北米におけるフォルクスワーゲンの開発センターを構築


ウォルフスブルグ、ベルリン(ドイツ)/レドモンド、ワシントン(米国):
フォルクスワーゲンAG CEOのDr. ヘルベルト ディースと、マイクロソフトCEO のサティア ナデラは、ベルリンにあるフォルクスワーゲン デジタルラボを訪問し、両社が現在共同開発を手掛けている「Volkswagen Automotive Cloud (フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド)」プロジェクトの順調な 進捗について確認しました。「フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド」 サービスは、2020年から発売される完全なコネクテッド機能を備えた電気 自動車、「ID.(アイディ.)」モデルファミリーの中心的な市場となるヨーロッパ、 中国、米国で利用可能になり、世界各地に段階的に拡大される予定です。 フォルクスワーゲンとマイクロソフトは、コネクテッドカー向けのサービスを提供するための最初のパイロットプロジェクトでも協力しており、北米で行わ れているフォルクスワーゲン開発センターの構築も順調に進んでいます。




「マイクロソフトとの戦略的パートナーシップは、フォルクスワーゲンをソフト ウェア指向のモビリティ プロバイダーに進化させるための取り組みにおいて、 重要な要素となっています。“フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド”を 活用して、私たちはお客様向けの独自のソリューションを開発しています。 この分野において、フォルクスワーゲンが持つスケールメリットは、非常に 大きな競争上のアドバンテージをもたらしています」と、フォルクスワーゲン CEOのDr. ヘルベルト ディースは述べています。

「デジタル技術は、生産プロセスから車両そのものに至るまで、自動車業界 のあらゆる側面で急速に変化しています」と、マイクロソフトCEOのサティア ナデラは述べています。「私たちのパートナーシップにより、フォルクスワー ゲンは新しい“Azure(アジュール)”ベースのコネクテッドカー向けサービスを提供することが可能になります。これにより、フォルクスワーゲンは、ソフトウェア指向のモビリティ プロバイダーへの移行を加速し、世界中の人々に とっての未来のモビリティを新たに定義することになるでしょう。」

「フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド」を中国と米国に拡大

フォルクスワーゲンは、これまで主にヨーロッパ市場向けに開発されてきた 「オートモーティブクラウド」をグローバルに展開することを目指しており、中国 および米国に拡大する予定です。包括的なクラウドやエッジ、AI、IoT機能を 備えた「Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)」は、成長型デジタルエ コシステムの基盤形成を続けています。フォルクスワーゲンは、「オートモー ティブクラウド」を、車両およびサービスにおけるデータ処理の中核機能とし て使用します。デジタルエコシステムは、グループ内でフォルクスワーゲン乗用車ブランドが主導しながら、パートナー企業とともに開発されています。

フォルクスワーゲン乗用車ブランドにおいて「デジタルカー&サービス」担当 取締役として「フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド」について責任を 持ち、かつ、フォルクスワーゲングループの「デジタルカー&サービス」の 責任者でもあるクリスティアンゼンガーは、次のように述べています。「“フォルクスワーゲン オートモーティブクラウド”は、弊社のデジタルエコシステムに おける、グローバルな基幹テクノロジーになるでしょう。同時に、私たちは新し い高性能なソフトウェア アーキテクチャーを導入する予定です。これにより、 フォルクスワーゲンのフリート車両を完全にネットワーク化するための基盤が 整備され、お客様に付加価値の高いデジタルサービスを提供できるようになります。私たちの目標は、クルマに乗っているときだけでなく、それ以外のとき にも優れた顧客体験を提供することです。」

「ID.」は「オートモーティブクラウド」に接続される第一世代のクルマ

フォルクスワーゲンは、将来の「ID.」ファミリーのコアマーケット向けに、デジタルエコシステムを整備しています。ヨーロッパで2020年に発売される「ID.」は、「オートモーティブ クラウド」を活用する最初のクルマとなります。同じ年には 中国でも生産が開始され、2022年以降は米国でも「ID.」ファミリーがライン オフする予定です。

コネクテッドカーサービスのための最初のパイロットプロジェクト

フォルクスワーゲンとマイクロソフトはまた、コネクテッドカー向けの最初の パイロットプロジェクトにも取り組んでいます。このプロジェクトでは、コミュニ ケーションとナビゲーションに関するソリューションや、パーソナライズサー ビスに焦点を当てています。これらのサービスでは、自己学習アルゴリズム を活用して、車内でのサービス利用を促進し、乗員により幅広い機能を提供 します。電話会議への自動接続や、事前にナビゲーションに設定した目的地 の転送機能などは、最初のステップにすぎません。この機能には、 「Microsoft Skype(マイクロソフト スカイプ)」や「Microsoft Office(マイクロ ソフト オフィス)」の統合も含まれます。

フォルクスワーゲン開発センターをシアトルに設立

米国・シアトルでの新しい開発センターの設立も進展しています。フォルクス ワーゲンは、「オートモーティブ クラウド」を開発するために、2018年末にこの センターを設立しました。開発センターの目的は、迅速なコラボレーションや デジタル世界でのリーダーシップといった、マイクロソフトが持つ優れた企業 文化から学び、それを開発センターの組織に移行させることです。開発セン ターでは、現在、最初の開発チームがプロジェクトに着手しています。マイクロ ソフトは、スペシャリストの募集やプロジェクト管理などの分野も含め、新しい センターで開発支援を行っています。

両CEOが、ベルリンでパートナーシップの重要性について語る

今回のパートナーシップに関連して、フォルクスワーゲンCEOのDr. ヘルベルト ディースと、マイクロソフトCEOのサティア ナデラが、ベルリンにあるフォルクス ワーゲン デジタルラボを訪問しました。彼らは、戦略的パートナーシップの 重要性と、自動車業界とIT業界がデジタル革命において直面している課題に ついて、メディア関係者に語りました。

フォルクスワーゲンにとって、ベルリンは重要なソフトウェア開発の拠点です。 デジタルラボを始め、他のコンピテンスセンターの本部もこの場所に設置され ています。例えば新しい車両用オペレーティングシステムである「vw.os」ソフト ウェアの開発を進めているフォルクスワーゲンの子会社、Carmeqの所在地も ベルリンであり、3拠点で約650人の専門家が「vw.os」に加えて、運転支援や、 乗り心地、インフォテイメント機能のソフトウェアの開発を行っています。

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