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スマート情報局 「トヨタ C+podと比較」


某インフラ会社が、
点検で我が家にやって来たのは、
トヨタの小型電気自動車「C+pod」。

僕は数年前スマートKを買う時に、
この車をかなり詳細に調べました。
ディーラー側は、あまり一般家庭に売る感じでは無く、
どちらかと言えば企業のクリーンなイメージアップで
リースとして使うという感覚だったようです。
もちろん発売の翌年から一般リースもしていますが、
それも一般的に普及している感じも無く、
今年夏には生産中止になるそうです。



さて、僕が断念した理由はそこではなく、
軽自動車登録なのに超小型モビリティ(型式指定) 
扱いの為、最高速度は60km/hしか出せないので、
高速道路走行不可という所でした。
これでは首都高にも乗れません。
また超小型モビリティベースだと最低限の
アクティブセーフティーが充実していても
パッシブセーフティーは二の次になるのが
一般的(残念)です。
色々考えて、購入を断念しました。

そんなわけで、あまり見かけないこの車と
2台並べて撮影するチャンスはありませんので
某インフラ会社の担当者さまに駐車場を提供する数分の間、
色々見せて頂きました。


うーん、なんだかんだで基本的考え方と
デザインは同じ方向性だわ。
明らかに細身だから小型モビリティーとしては
バッチリですが、横からの事故はどうなんだろう?


リア下から撮影。
確かプリウス4駆のリアモーターを使っている。
アイシン製だから安心。


前後のサスペンションは、
フロントがストラット式、
リアがトーションビーム。



サイドウインドーは、中間が上下に動く
手動式。まるでレースカーのような作りだ。
この潔さがいい。


全て樹脂のボディーパネル。
このお陰で670~690kg(グレードで差がある)ですが
うーん、スマートを横目で見たような作りだなぁ。






安全対策は、昼夜の歩行者、そして
昼間だけは自転車を検知機能が付いて居る
衝突回避支援のミリ波レーダーと
単眼カメラ方式のプリクラッシュ
セーフティーシステムが標準装備。
この辺は現代の車に則しています。



充電ポートはフロントのエンブレムの裏に
隠れて居ます。



運転席はミニマムな装備だが、
遊び心がある訳でなく、ただ小型車を
縮小した感じです。大胆な物入れがある訳
でもなく、何だかとても中途半端な感覚。



ドライバー氏曰く、

「エアコンは効かないし、走行もかなり制御され、
街の流れに乗るにはかなり頼りない。
その上、自動車だと思って乗ると
使い勝手が面倒でかなり気を遣う。
会社でこの車を積極的に使う人は皆無ですね」

とおっしゃられていた。

軽自動車より小さい超小型モビリティは、
制約が多すぎて開発も難しいのでしょう。
シトロエン・新アミ(電気自動車)などのように
最初から既存の自動車という概念を捨てて
ミニバスのようなスクエアーな形状の方が
自然だったのかも知れません。
時代の先を行くのは、かなり大変なんでしょう。

でも昔の軽自動車は、このサイズと
大して変わらかった感じですけど・・・
もう少し何とかならなかったのかなぁ?
何処か街で笑顔が出るような可愛らしさが
全く見えなかったのです。



という訳で、良く出来ているのに
よちよち歩きのような C+podをお送りして終了。
やはりこれは特殊なカテゴリーの車両で
バイクと軽自動車の中間な乗り物でした。
スマートとの比較は形状だけだったようですね。

<トヨタ C+pod> 
※撮影車両はグレードGらしい
全長:2,490 mm
全幅:1,290 mm
全高:1,550 mm
ホイールベース:1,780 mm
車両重量:670kg(X) 690kg(G)
動力用主電池:リチウムイオン電池
電池総電気量:9.06 kWh
モーター:1RM
最大出力:9.2 kW 
最大トルク:56 N⋅m 
駆動方式:RR(リアモーター・リアドライブ)
乗車定員:2人
価格:モデルX 1,665,000 円 (税抜 1,513,636 円) 
   モデルG 1,731,000 円 (税抜 1,573,636 円) 
   ※リース販売のみ


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