フォルクスワーゲン・アウディーを中心に車に魅せられた中澤寛のホンネワールド!
僕の心の中をちょっと見せちゃう?!
横浜のノンビリ社長ブログ---My private time(Blog)
プロジェット・ピレッリ #137
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それはまだ僕が高校生の頃、白いボディーに内装がダッシュボードからスイッチまで
ありとあらゆる所のすべてが特注の白革でコーディネイトされたミディアムメルセデスを
都内で見たことがあります。驚くべきことにこの車は特注の正規輸入車で
全くノーマルの外観にAMGでハンドメイド施工がされた女性オーナーのお車でした。
夜でも眩しい白いダッシュボードの車を運転するには、
一番濃いレイバン(夜間はイエローレンズ)が必需です。
過激な車の思い出が僕の頭の片隅で動きながらも、
流石にメリハリがある色付けが必要だよなぁ~
などと思いを馳せながら2010年にプロジェクトピレリをスタートさせたのです。
妄想は膨らみ、僕の頭の中には往年のドイツのチューナー
「ARTS(アルツ)」「スタイリングガレージ」「dpモータースポーツ」
「キューベー(マツダ系)」「シュルツ」「リーガー」「bb(ブッフマン)」
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などのドイツの色物系チューナーの面影が頭の片隅に残っていたのでしょう。
「やるなら全部同じ色で揃えちゃえー!」
しかし良識あるスプラングさんと相談するうちに、
気を使って下さり「無難な色」を選んでしまったものの、心のどこかで
「うーん、本当はもう少し派手に。でもバカっぽいかなぁ」
などと思い返して、最後の最後は無難なダーク系を選んでしまうんです。
考えてみたら人生なんて一度きり。
車の改造なんて、ボディーに穴を開けちゃうような大工事をしない限り、
後悔したら純正部品に戻せば良いんですから、心行く迄大胆に行くべきなのです。
リセールを考えるなんてナンセンス!
(あ、あ、あ、あくまで個人の意見です)
という訳で、既に交換済みの「シフトブーツ」「アームレストカヴァー」を
スプラングさんに再度注文し直して、黄色ベースにしました。
体調不良なので、吐き気がひどく打ち合わせは短時間の電話でのみ。
彼らの対応には頭の下がる思いです。
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さて、実車を見て頂くと内装に使われる黄色は、外装の「サンフラワー」とは違って見えます。
それは夜でも運転しやすいように「サンフラワー」に艶消し塗料を30%程度入れてあるからです。
ヤングタイマー車をご存知の方なら、メルセデスのサッコプレートのような
半艶消しと言えばお分かりになるでしょうか。
ですので今回の黄色ベースの革製品も、この微妙なカラーで再現して頂きました。
【特注シフトブーツ】
自宅療養中に注文を入れた黄色いシフトブーツは、
黄色ステッチや、金色ステッチという案もありましたが
ブーツの高さを魅せる為、黒いステッチラインを入れました。
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運転が出来ない僕の為に、特別に深夜に出張作業をしに来て
下さったスプラングの皆さん。お心使いに深謝。
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彼らには手慣れた作業。これ、自分でやると大変なんですよね。
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前後左右、ラフにシフトさせて最終調整を終えるハクさん。
それではここで、今までの遍歴を見てみましょう。
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2010年7月下旬頃の様子。黄色いラインの入ったシフトブーツ。
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2013年6月下旬、シフトゲートを黄色にした時の様子。
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2014年9月上旬(現在)の画像。
【特注アームレストカヴァー】
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2010年12月頃の様子。純正もレザーだが、
こちらは黄色のステッチにサイド部はパンチング加工がしてあります。
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こちらは現在の様子。4年以上使っていたものの、風合いは変わらず良好。
※現在はピレリ愛好家の元に嫁いで行きました。
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脱着はヘックス2本を外し、パネルの脱着を行います。
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アームレスト本体裏側には、サプライヤーが取り付けた製造年月日が。
こうゆう物を見ると、妙にワクワクする僕。
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よれてしまったのは、引張りが不足だかららしい。その後何度もチャレンジ。
相当強引に引っ張るのがコツだとスプラングさん談。
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2か所の黄色レザーは思った以上に相性が良く、
「これって純正ですよね」というお言葉を頂くまでに。
残念なのは、写真の腕が悪いので、統一感のあるキイロの感触が
画像から全く伝わらないことかしら。
一連の話を、メーカー経験者の某氏にお話ししたら意外な話題が。
「欧州自動車メーカーさんなどに特注内装をされる特殊なオーナーさんは、後に再度手直しすることが多いんですよ。最初のインスピレーション(アイディア)通りにしてほしいという話が納車後に来るんです。そうやって彼らは2台目、3台目をオーダーするんですよ。」
もしフォルクスワーゲンがメルセデスのように日本でフルチョイスシステムを採用したら
僕の悩みは一生、それも楽しく続くだろう。
あくまで支払いを考えなければ・・・。
<施工・協力>
(有)ボデーショップパスコ Sprung事業部
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たまにはかまってあげないと、車もすねちゃいますからね。
今度拝見させて下さい!!
本当に可愛がってあげないと可哀そうですね。
乞うご期待!