喜びと悲しみと

今年に入って

ジェットコースターのような人生を歩んでいる。

最近、眠りも浅い。

色々悩み事もあるけれど、

天候の悪さもあるようだ。

とあるクルマ購入プロジェクトに無理矢理参加させられているが

これがなかなか難しく（過去に無い事例らしい）

三歩進んで三歩下がる絶望的感覚。

熱意のあるオーナー希望者さんと

ディーラーの皆さんにも押され、挟まれ、支えられ、

ゆっくりと前に進んでいる。

でもね、よーく考えてみれば、

僕には全く関係ない話だし

業務とは一切関係ない完全ボランティア。

逃げちゃっても良いんだけど、

困っている人を見るとほっておけない。

僕の恩師の娘さん（55歳）が突然倒れ、

脳の病気で入院されている。

もう１カ月近く意識が無いという。

先日病院まで送迎させて頂いたものの、

家族では無いので中には入れず。

入ったとしても、何も出来ない。

肩を落として病院を出て来た年老いた恩師夫婦の姿を見て、

僕に出来る事は、何も無い事に心を痛めた。

夕方、僕が多感な時期に一緒に遊んで下さり、

長年に渡り人生を学ばせて下さった方の訃報が入った。

結局僕は恩返しも出来ず、かなり遠方だから

葬儀にも出れないだろう。

夕飯の前に手を合わせて冥福を祈った。

今の僕にはそれしか出来ない。

無力感にさいなまれる。

そんな時、クルマ購入プロジェクトで

新たな動きがあった。光が見え始めた（のかも）。

しかしまた、トラブルが起きるのではないかと

ヒヤヒヤしている。

深夜になり、全く反応の無かった恩師の娘さんが

ご両親に手を握り返すようになったとの連絡が入った。

色々な想いが重なり、何だか涙が出て来た。

そのままうたた寝。

人生って奴は、諸行無常で

今の僕には無駄に感じる事が多い。

そして後悔も出て来る。

楽しい時は一切思わない事を、

逆の状態になるとかなり強く感じるようだ。

前に進めば何か見えるかも知れまい。

しかし前に進むのがとても怖い気もする。

楽しい事を考えようかな。

今の僕には、心から休む時間が欲しいのかも。

全てを忘れて愛車を飛ばし、

心おきなく話せる方々の所で

クルマ談議をしたいなぁ。