整備終了直前に逢いに行く

※4月26日のメモより

【33,341km＋0km】

仕事の合間を縫って、茨城県石岡市のスマート専門店

「ボウモーターワークス」さんに再度お伺いして、

フロントカウル（カヴァー）を付ける前の状態で

交換部分や、作業の詳細を教えて頂いた。

その言葉の言葉の端々に、

最初のかなり悪い状態から、直して復活させる場面まで

まるで僕が親方（伊勢山代表のニックネーム）の仕事を

見ていたかのように語って下さる。

時には交換したパーツを手に取り、

どこがどれだけ悪かったか？　

を説明して下さいました。

この車は以前書いたようにワンオーナーで完全車庫保管されており、

名義こそ旦那様だったものの、奥様の愛車であったのですが、

最後の頃はあまり走られず、

そのまま乗られていた可能性が高いようです。

（整備記録は全て残っています）

実際に整備を始めると、

新車当時のパーツがそのまま付いており、

劣化の激しい部分がかなり多かったそうです。

多分、ターボも効いていなかったのでしょう。

僕のようにエンジンをぶん回さないので、

きっと気が付かれなかったのかも知れません。

幸いにも冬場はあまり乗られる事が無かったそうで、

北海道特有の錆被害も最小限だったようです。

それでも足回りは完全にレストア状態の整備に。

親方は外した部品を洗浄、

そしてブラックで塗装して下さり

錆の出やすい場所にはグリスを大量に塗って

保護をしてありました。

こんなに綺麗だと、雨の日に乗りたく無いなぁ。

どうやら牽引フックを付けないで搬送したようで

ロープを掛けたアームが曲がっていました。

これは後に元オーナー氏に電話で質問した所、

そこには過去にトラブルが無かったという。

不明な点が多いが、そこが中古車の醍醐味。

そうゆう事なんだろう。

この部品については、親方が四国から

中古部品を取り寄せて下さった。

もう何から何まで感謝であります。

クラックが入っていたクーラントの

エクスパンションタンクも

新品に交換されていました。

フロントのウォッシャー液タンクのエリアを撮影。

こうやってボディーを外すと

プロが見ると全て分かってしまうそうだ。

エンジンオイル、クーラント、ミッションオイル

などなど、数々の油脂類を交換し、

配管なども一部交換しています。

エンジンもミッションもトラブルが見受けられず！

そして交換した部品（一部）がこちら。

23年間お疲れ様。

リサイクルされて帰っておいで～。

この後、このスマート君は一度も装着された事の無い

ETCやドライブレコーダーを装着していただき、

予備検査を受けて車両側の作業は終了です。

34の部品、4種類の油脂類、

それに工賃や車検に保険。

親方のパワーで全てをオリジナルに戻して頂き、

元気な姿に戻りました。

＜取材協力＞

Bow Motor Works

〒315-0001　茨城県石岡市石岡2525－2

TEL : 0299-56-3178

FAX : 0299-56-3574
（AM10：30～終るまで）
定休日：毎週月・火曜日（祭日の場合は営業あり）