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急増する世界の風力発電容量

2012-05-08 | つぶやき

世界風力エネルギー協会(WWEA)や世界風力エネルギー会議(GWEC)の報告によると、2011年に世界で新規導入された風力発電の設備容量は、4100~4200万kW(前年比約21%増)で、全世界の総風力発電容量は2億3800万kW~2億3900万kWとなったそうだ。特に、新興国が伸びているという。●中国は2011年、1800万kWの設備容量を導入し、合計発電容量は6200万kW~6300万kWとなり、世界全体の1/4以上になったそうだ。但し、米国との貿易摩擦に伴う国産設備を使う風力発電事業者への助成金打ち切りや、風力発電業界に対する政府の監督強化などにより業界の成長は鈍化し、また、国内のタービン製造業者同士の価格競争でタービン価格は確実に下落を続けているそうだ。●インドは、2011年、270万kW分の設備容量を導入し(中国、米国に次ぐ第3位)、総風力発電容量は1600万kWをやや上回ったそうだ。同国の風力タービン製造者協会会長によると、2015年までに毎年500万kW増となるそうだ。●中南米もブラジルを筆頭に計120万kW分の設備容量を導入し、2011年は風力発電の当たり年だったそうだ。ブラジルは2011年に前年比50%増の58.7万kWを新規導入し、総発電容量は150万kW超えたそうだ。また、同国の風力エネルギー協会事務局長によれば、2016年末までに700万kW以上のパイプラインが完成するという。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/economy/2876770/8910593
2011年は、世界で標準原発41基分に相当する風力発電設備が新規に導入されたことになり、総風力発電容量は原発238基分に相当するようだ。新興国が積極的に導入を進めていることは良いニュースと言えよう。


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