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エジプト、第2のチュニジアになるか?

2011-01-29 | つぶやき
エジプトが、フェイスブックなどを通じて結集した民衆の大規模デモで政権崩壊に至ったチュニジアと似たような状況になってきた。「4月6日運動」や「ハレド・サイード連帯」などの「ネット野党」がフェイスブックで反政府デモを呼びかけ、これに「ムスリム同胞団」などの既存の野党勢力が同調しているという。28日にはイスラム教の金曜礼拝後、全土で数十万人に上る大規模デモが発生し、ムバラク政権は1981年の発足以来最大の危機に直面しているという。当局はデモ拡大阻止のために、通信網の遮断を通信会社に指示し、インターネットが利用できない状態になっているという。また、デモに参加するためウィーンから帰国したエルバラダイ氏(国際原子力機関(IAEA)前事務局長、2005年にノーベル平和賞受賞、次期大統領待望論がある)は自宅軟禁下に置かれたとの情報もあるそうだ。ムバラク大統領が民主化に方向転換を図らない限り、政権崩壊は時間の問題かも知れない。●エジプトがこのような状況になった背景には、30年間にも及ぶムバラク独裁政権下での非民主体制(非常事態宣言、集会規制、言論の自由の制限)に加え、民衆の生活苦(高失業率、物価上昇による貧困と貧富の格差)、大統領周辺の腐敗などがあるそうだ。人口8千万人のエジプトの一人当たりの国民所得は人口1千万人のチュニジアの60%しかないそうだ。 ⇒ 朝日新聞他、(関連:1/19マイブログ)
エジプトと言えば、ピラミッドとスフィンクスで有名な観光国、程度の認識しか持っていなかったが、こんなに非民主的で問題を抱えた国であったとは驚きである。

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