この作品はアレッサンドロ・マルチェッロ(1673~1747)のオーボエ協奏曲からの編曲。バッハはヴィヴァルデイのヴァイオリン協奏曲をはじめイタリアの同時代人の多くの音楽を自分で使うために編曲したが、この協奏曲もそのような編曲の一つであるそうだ。尚、フランスの哲学者モンテスキューは1729年のイタリア訪問後、マルチェッロのことを「狂人の一種」であると軽蔑して書いたそうだ。 ⇒ Concerto in d minor – Bach (bachvereniging.nl)
Bach - Concerto in D minor Marcello BWV 974 - Ayrton | Netherlands Bach Society
●参考までに、原曲のマルチェッロのオーボエ協奏曲を以下に引用する
Alessandro Marcello, Concerto in re minore per oboe e orchestra