世界気象機関(WMO)によると2010年の温室効果ガスの平均濃度が史上最高レベルに達したそうだ。CO2の濃度は1年間で2.3ppm増え、389.0ppmとなったそうだ。これは過去10年間の平均増加量2.0ppmを上回るペースという。メタン(CH4)の濃度も5ppb増えて1808ppbとなった。永久凍土の溶解や熱帯地域の湿地帯での排出増加が原因らしい。またバイオマスエネルギーや窒素肥料を排出源とする一酸化二窒素(N2O)も0.8ppb増加して323.2ppbとなったそうだ。これは産業化が始まった1750年以前と比べて20%も高い数値だという。ジャイロ事務局長によると、現時点で温室効果ガスの抑制に成功したとしても、既に今後数十年間の地球環境と気候に影響を及ぼすレベルに達しているとのことだ。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2841897/8118151
※1ppm(parts/million)=1/1000000=0.0001%、1ppb(parts/billion)=1/1000ppm=0.0000001%;
COP17で各国がどこまで危機意識を持って協調できるかが問われることになる。(関連:11/21マイブログ)