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宇宙最初の星は太陽の40倍程度

2011-11-12 | つぶやき

元素量の観測から予想される宇宙最初の星は太陽の数十倍程度と予想されていたが、京都大学をはじめとする国際研究チームのシミュレーションでも原始星ができてから10万年経った後、初代星は太陽の40倍程度の重さで成長が止まってしまうことが分かったそうだ。太陽の20倍程度の重さになると周囲のガスを加熱し、ガスが星に降り積もるのを邪魔するようになるためという。これで、観測に基づく予想とシミュレーション結果が一致し、初代星形成の理論の進展などに大きな影響を与えそうだという。 ⇒ http://www.astroarts.co.jp/news/2011/11/11first_star/index-j.shtml

初代星は水素やヘリウムのガスから構成され、それが核融合や超新星爆発などで重い元素が作られ、宇宙に撒き散らされたと考えられている。11/8のコズミックフロント(NHK BSプレミアム)では「超新星爆発」がテーマであった。今までに70個もの超新星爆発を発見した山形県のアマチュア天文家の観測活動の紹介や、スペクトル分析で超新星の成分物質が分かること、超新星爆発で重い元素が作られるメカニズムの紹介など興味ある内容だった。それにしても、陽子や中性子の数の違いだけで多様な元素ができることは実に不思議なことだ。

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