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宇宙膨張加速を発見の3教授にノーベル物理学賞

2011-10-04 | つぶやき

今年のノーベル物理学賞は超新星の観測を通して、宇宙が加速膨張していることを発見した、米カリフォルニア大バークレー校のソール・パールマッター教授(52)と、オーストラリア国立大のブライアン・シュミット特別教授(44)、米ジョンズ・ホプキンス大のアダム・リース教授(41)の3人に贈られることになった。賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億1000万円)で、パールマッター氏に半分、残りの2氏に1/4ずつが贈られるそうだ。 ⇒ http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111004-OYT1T01012.htm

●何ともタイムリーな事に、9/13のコズミック・フロント(NHK BSプレミアム)は、この宇宙の加速膨張を発見した超新星爆発の観測のドキュメンタリー番組だった。パールマッター教授のチームとシュミット特別教授+リース教授の2つのライバルチームがそれぞれ独立に観測を行い、ほぼ、同時期に同じ結論に達した。舞台裏を含めてかなり詳細に描かれており大変興味深かった。この2つのチームが並行して観測することになった経緯は、ハッブル望遠鏡の利用の申し込みを受けた責任者が重要な発見に繋がる可能性があるからと、もう一方のライバルチームにも観測を働きかけたことによるとのことで、この責任者の先見性も素晴らしい。1チームだけの発見だったら、直ぐには事実として認められなかったであろう。