NASAによると、1977年に打ち上げられ、現在、地球から160億km(光速で14.8時間かかる距離)離れた太陽系の最外縁部を探査している惑星探査機ボイジャー1、2号機のデータを解析した結果、太陽系の最外縁部には奇妙な磁気バブルが存在し、これまでに考えられていたように滑らかな状態ではないことが分かったという。太陽の磁場が爆発現象を起こすと、遠く離れた太陽系の最外縁部で激しい磁気バブルが発生することが分かったそうだ。この磁気バブルは幅1億6千万kmに及ぶ巨大なもので、ボイジャーがその一つを横断するのに数週間も要するという。これまでの仮説では、太陽の磁場は再び太陽に戻っていくと考えられていたが、実際の太陽系の最外縁部は磁気の泡だらけの海のようなものだとみられるという。 ⇒ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2805422/7322996
●太陽は強力な磁場を持つ恒星で、太陽の活動度の指標とされている黒点というのは磁力線が太陽の表面に出てくる場所だそうだ。黒点の数が増える(活動期)というのは太陽からの磁力線が増えるということで、太陽が発する光の量はあまり変わらないそうだ。しかし、黒点が増えると地球の気温が上昇し、逆に減ると気温が下がるのも歴史的事実らしい。そのメカニズムはというと、黒点が増えて太陽からの磁力線が増えると、宇宙から地球に届く宇宙線が磁力線にシールドされて減少する。宇宙線は大気中に侵入すると雲の核となる微粒子を生成する効果があり、宇宙線が減少すると雲の生成が減少するために気温が上昇することになるそうだ。逆に、太陽の活動が低下(黒点が減少)すると、地球に届く宇宙線が増加し、雲が増えて気温が低下する。太陽の黒点の数は通常11年周期で増減を繰り返しているが、1645年~1715年にかけて黒点が殆どない時期(マウンダー極小期と呼ばれる)があり、この時は気温が2度程度低下したという。その前兆として黒点の周期が13年に延びる現象が起こっていたそうだ。実は、2011年は11年周期では黒点の数が極大化する年にあたるそうだが、実際はあまり増えていないという。太陽活動が長期停滞期に入る前兆となるのか、今後数年間の黒点数の動向から目が離せないという。 ⇒ 6/7NHKコズミック・フロント@BSプレミアム
●太陽は強力な磁場を持つ恒星で、太陽の活動度の指標とされている黒点というのは磁力線が太陽の表面に出てくる場所だそうだ。黒点の数が増える(活動期)というのは太陽からの磁力線が増えるということで、太陽が発する光の量はあまり変わらないそうだ。しかし、黒点が増えると地球の気温が上昇し、逆に減ると気温が下がるのも歴史的事実らしい。そのメカニズムはというと、黒点が増えて太陽からの磁力線が増えると、宇宙から地球に届く宇宙線が磁力線にシールドされて減少する。宇宙線は大気中に侵入すると雲の核となる微粒子を生成する効果があり、宇宙線が減少すると雲の生成が減少するために気温が上昇することになるそうだ。逆に、太陽の活動が低下(黒点が減少)すると、地球に届く宇宙線が増加し、雲が増えて気温が低下する。太陽の黒点の数は通常11年周期で増減を繰り返しているが、1645年~1715年にかけて黒点が殆どない時期(マウンダー極小期と呼ばれる)があり、この時は気温が2度程度低下したという。その前兆として黒点の周期が13年に延びる現象が起こっていたそうだ。実は、2011年は11年周期では黒点の数が極大化する年にあたるそうだが、実際はあまり増えていないという。太陽活動が長期停滞期に入る前兆となるのか、今後数年間の黒点数の動向から目が離せないという。 ⇒ 6/7NHKコズミック・フロント@BSプレミアム