足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1543 ~ 再び ミサゴ が ~

2017年12月27日 | 野鳥

観 察 月 日   2017.12.15.晴 6℃

観 察 場 所   清川村 宮が瀬

 湖畔の広場では、クリスマスツリーに電飾が付けられ、毎夜

人々で賑わっていると言う。

 今日は“けやきの会”の人達と自然を楽しもうと、林道歩きを

している。山から流れ出した水は路上に広がり、枯葉や落ちた

実を巻き込み凍りついている。

 会の人達が欄干にもたれ、下を覗き込んでいる。山からの流

水が作った溜まり水に、カエルが何匹か居るのだと言う。空から

の水面反射を避けて見ると、ヤマアカガエルが水面から顔を出

し、前後の足を伸ばし、体を沈めているが、元気そうだ。

 「そろそろ越冬に入る頃だと思うのだが?」頭の中でカエルの

いる情景を何回か展開させてみたが、カエルの気持ちが解ら

ない。

 今度は一同立ち止まって、大空を見上げている。高い空をトビ

が互いに円を描きながら舞つている。円を作ったり、崩れて細長

くなったり、旋回する度にトビの姿が小さくなって行く。トビの群れ

は上昇気流に乗って高度を上げているのだ。青空に吸収されそ

うだ。

 私は3日前にこの林道を歩いている。湖面に浮かぶ台上にミサ

ゴが居たのを思い出し、双眼鏡を目にすると、同じ場所に今日も

いた。違いは腹面を見せている事だ。

暫く行くと旋回に出会った。「ホントだ。頭から体の下面が白く見え

る」双眼鏡を目にした一人が呟いた。

 胸の茶色の帯が細いので、♂のミサゴなのだろう。

湖畔は クリスマス気分。

落ち葉も 落ちた実も 凍りついて・・・

ヤマアカガエル 元気だ。

トビが 何処へ旅する。

今日も ミサゴ が待っていた。

ミサゴが 今日も飛んだ。

けやきの会の仲間

 


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