瀬谷市民の森
コロギスの顔?一寸と元気がない
翌朝 コロギスは倒れていた 転げ出ていたものは?
寄生バエ?の蛹
観 察 月 日 2011 8、8 晴 34℃
観 察 場 所 横浜市 瀬谷区 (瀬谷市民の森)
市民の森のイベントの後、Tさんが一匹のコロギスを手に握り持っ
てきた。手を開いても逃げる気配もなくどこか元気がない。
貰い受け、プラケースに入れて持ち帰った。夜見ると、背を下にし
て亀の子状帯で力なく足をばたつかせていた。コロギスは活発に動く
筈なのに変なのである。
翌朝、観察しょうとケースを見て驚いた。コロギスは横たわり、ア
ンテナを微かに動かすだけで、張り詰めていた腹部はしぼみ、茶色に
変色していた。
ケースの中には茶色で丸々と太った俵型、長さ7㎜の蛹が7個転が
っていた。
蛹の形からハエであろうか。コロギスの体内には、7匹の寄生幼虫
がいたのだ。コロギスが成長のために懸命に咀嚼した動物質の栄養物
を横取りし、コロギスの成長に合わせて、7匹の幼虫も成長していた
のだ。
コロギスはいよいよ成熟期となり、これから交尾、産卵へと向かう
時、体内寄生していた幼虫も成熟期を迎え、蛹化するためコロギスの
皮膚を破って外へ出たのだ。
“方や命を繋ぎ、方や命を落とす”自然のバランスとか言うが。
厳しすぎる。
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