足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1696 ~ オオバンの食餌行動 ~

2020年02月24日 | 野鳥

観察月日  2020.2.4.晴 12℃

観察場所  大和市 丸山 境川遊水地公園

 木で作られた渡戸橋を渡り、川の流れに沿って藤沢

大和自転車道を歩く。やがて、大和側の境川遊水地

公園に差し掛かった。

 アシの茂みから離れた広い水面では、20羽程のオ

オバンの群れが、あるは泳ぎ、あるは頭を水中に突っ

込み水藻を啄んでいる。今年に限らないが水のある

所、何処へ行ってもオオバンは多い。

 水面にカモの仲間が泳いでいる風景はのどかで私

は好きだ。今日もフェンスにもたれ掛けながらオオバ

ンの群れを、何を考える事もなく眺める。フェンスの

足元から、池に向かってなだらかな斜面になっていて、

土の面が多く春を待つ草の芽が、ロゼット等がシート

状に埋め、優しい工堤だ。

 ふと気が付くと、今まで長閑に暮している様に見え

た、オオバンの群れに、不思議な緊張が流れた。群

のなかの1、2羽が羽ばたき、水面を歩く様にして私

の立っている方向に向かい、池を飛び出し斜面に登

り出すと、他のオオバンそれに続いたのである。そし

て、斜面にある草を食べ始めた。

 以前大和市泉の森で大雨の日、オオバンの群れが

池から広場へ上がり、イネ科の草を食べているのに

会い、驚いたことはあった。

 今日もオオバンの食べる様子をカメラで追う。地面

には冬を越すヨモギの幼い芽、柔らかな葉を広げた

スイバ、僅かに伸びたイネ科の草。オオバンは細かく

細かく、突いて歩く。15分も経ったか、何故か1羽が

飛び立つと、群はそれに続いた。それは、誰かが合

図をした様に。何?なんだ。不思議だ。

大和市側の境川遊水地公園

オオバンがのどかに泳ぐ。

群れに不思議な緊張が走る。

一斉に斜面を登り 草を食べ始める。

ヨモギか スイバか?

イネ科の若い芽。

そして、よく啄ばむのは!

 

 


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