観 察 月 日 2017.12.12.晴 9℃
観 察 場 所 清川村 宮が瀬
ジェット旅客機の後を、少し遅れて飛行機雲が、サルビア
ブルーの空に、白い布を晒しながら進んでいく。
宮が瀬の上空は空路になっているのか、次々と西に向か
う。高度は1万m付近なのだろう 爆音は聞こえないが、今日
の様に気象条件の合った日には、飛行機雲が教えてくれる。
ニセアカシアの枝にいるツグミが、飛行機雲を眺める様に、
振り返って空を見た。
ヌルデが粟粒状の実を、房状に下げている。冬鳥が食べ
た痕もなく、時期が早いのだろうか。
前方にカメラを持つ2人連れが、日陰の山の斜面にレンズ
を向けている。「フサザクラの枝で、実を食べているらしいで
すよ」とRさんが耳打ちしてくれた。
体を赤く染めたベニマシコの♂が、まだ未熟そうな実を啄ん
でいる。翼が嘴からはみ出したまましばらく動かしているが、
種子が分離し難いのだろうか。
湖面を見ると何時もの様に監視台が浮いている。今日もカ
ワウ、アオサギが休んでいるが、屋根状の金具にミサゴが背
を向けて止まっていた。頭を左右に動かしてはいるが、向き
は変わらない。特徴の体下面の白色が見えない。「飛んで
欲しい。羽を広げた姿を見たいわ」とRさん。しばらく行くと
、トビ大の鳥が空を旋回している。
双眼鏡を目にして、小声で叫んだ。「ミサゴが飛んだ!」
ジェット旅客機に 少し遅れて飛行機雲が・・・
ツグミが 振り返り空を見た。
ヌルでお実は まだ早いのか。
「フサザクラの実を 食べているらしいですよ」・・・
「カワウですよ」とUさん。「頭が白く見えるのは、ミサゴでしょう」とRさん。
背を見せて 止まっていた。「飛んでほしい」・・・・
声が聞えたように ミサゴが飛んだ。・・・
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