足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1687 ~ ベニマシコが来た ~

2019年12月25日 | 野鳥

観察月日  2019.12.13.曇 5℃

観察場所  清川村 宮が瀬

 「ルリビタキの声がするわ」とRさん。双眼鏡で木々の枝先を

探している。私もカメラのレンズを向けて見るが空を覆う雲が

乱反射してまるで墨絵の世界を眺めている様だ。鳥の姿は捉

えたものの黒く潰れて色は見えない。

 「腹の黄色がキレイだったので、ルリビタキの♂だと思うわ」と

双眼鏡で追っていたRさんの呟き。私にはよく解らなかった。

 林道を左から右に、斜めに飛び、ブッシュから突き出たオオイ

タドリの先端近くに止まった。胸の羽毛が黄緑と美しく、暗い茂

みにそこだけ明りを付けた様な、アオジだ。

 山の崩れを止めた石垣の上はオオイタドリが続く。普通は本州

の日本海側を歩くと見掛ける植物で、以前は宮が瀬にはなかっ

た。目立つようになったのは、ダムが出来、沿って走る林道が出

来てからだ。

 アオジは翼の広い種を一枚?づつ摘まみ、時には束ねてくわえ

振り落として食べ、長い時間食事に費やした。

 「このアオジさん、ゆっくり見せてくれて、いい子ね」とは、Rさん

のことば。お陰で私も、ゆっくりカメラに記録する事が出来た。

 10m先に「今日は寒いですね」と親しく挨拶を交わした人がい

て私に手招きをする。そこには、アカマシコの♂と♀が餌を食べて

いるのを教えてくれたのだ。

人は、挨拶一つで、心が通い、友になれる!

やっと カメラで捕まえた ルリビタキ。

「いい子ね」のアオジ。

束をくわえる。

手招き されたそこには。

ナガバノヤブマオの種を 啄ばむ♂。

ベニマシコ ♀。

ツグミ キハダの実を啄ばむ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿