観 察 月 日 2010、11、21 晴 18℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
「これ、ガの幼虫ですか?」
黒い実の付いたアカネの茎に、一匹のスズメガの幼虫が休んでいた。
頭が小さくおしゃれな縞模様、赤褐色の可愛い足、この前ヘクソカ
ズラの葉を食べていた、ホシホウジャク幼虫を思い出した。
ヘクソカズラは名前の通り、葉を揉むと強烈な臭いのする植物で万
葉の頃から有名?。現在はその正体がデカノイルアルデヒドと言う揮
発性物質である事が解っている。この物質は二日酔いの嫌な臭いとな
る物質と似ているのだと言う。
ホシホウジャクは生命を伝える方法として、他の昆虫達が避けたで
あろうヘクソカズラを幼虫の食草に選んだのだと言われている。
ヘクソカズラは、アカネと同じアカネ科ヘクソカズラ属だが、アカ
ネ科の中にはアカネを始め、コーヒーノキ、クチナシ等有用植物があ
り、ヘクソカズラの実も、昔はしもやけの薬に用いた様だが、同列の
中には頭に浮かんで来ない。
しかし、両種は類似点があるのだろう。アカネにいた幼虫は、ホシ
ホウジャクに間違いなさそうだ。
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