足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

  No. 1524 ~ 玄倉の10月 ~ 

2017年10月17日 | 植物

観 察 月 日   2017.10.8.晴 22℃

観 察 場 所   山北町 玄倉

 

 元ビジターセンター入口左の草叢にある、ヤブツルアズ

キの黄色の花が私達を楽しませてくれた。

 竜骨弁はくるりとねじれ、左側の翼弁が一緒になって巻

き上がり、右側の翼弁はその基部に巻き付いている。

「二百三高地の髪型の様で不思議だね」と、私の口からつ

い出てしまった。一緒に居た人達から「それ 何ですか」け

げんな眼差しが私に集まって来た。

 「明治の末から大正に掛けて大流行した女性の髪形で、

前髪を張り出し、中心を高く盛り上げた形で、この花を見る

と不思議にも幼い頃に見たであろう、古いグラビアの写真

が幻の様に浮かんで・・」と、

「古いですね、私たち知りません」と言われてしまった。

 庭の小池の畔のススキに褐色に小壺(2cm程)が下って

いた。それを見付けたのはRさん。「先月ここにお腹の大き

なナガコガネグモがいたが、今日は居ないので、さては産

卵かと」探していたのだと言う。

 「ガガンボがきてますよ」と知らせてくれたのは、Uさんだ。

アズマヤマアザミの花へカメラを近づけると、ハラボソツリ

アブの一種であった。この種は2種で、頭にスズキさんとニ

トベさんが付いている。

よく似ているので、これはニトベさんの様かな?

 いつも注目しているミヤマハハソ、先月はアオバセセリとス

ミナガシの幼虫がいたが、今日は食べ跡と空の隠れ家が風

に踊っていた。

 黄葉始めたエノキの葉に、アカボシゴマダラの幼虫が、来月は

如何しているか、お楽しみ!

              ★ 玄倉集落は秋祭り 神輿は丹沢湖の中へ!

ヤブツルアズキの花は 二百三高地か!

ナガコガネグモの卵嚢

ハラボソツリアブの一種

 食草の食べ痕が 風に舞う。

アオバセセリの隠れ家は 中は空 今頃蛹で眠りについて。

エノキの葉には アカボシゴマダラが 冬の準備

秋を訪ねた 仲間達

★ 毎月第2日曜日 玄倉バス停

 


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