2006年1月30日のブログ記事一覧-ミューズの日記
ミューズ音楽館からの発信情報  ミューズのHP  http://www.muse-ongakukan.com/

 



今日は高岡誠さんによるワンコイン講座 『あがりは解消できる!?』が大勢の参加者を迎えて行われました。人前で演奏するときに緊張して上手に演奏出来ない、つまりあがってしまうと言う事は殆どの人に共通して言える悩みではないでしょうか?この講座を高岡先生と企画したときから、これは人気の高い講座になるぞ!と思っていましたが、案の定大勢の人に早くから予約をいただき、ほぼ満席で実施されました。

私は店が忙しくてお話を聞けませんでしたが、高岡先生の用意された資料を少しご紹介させていただきます。
先ずは高岡先生の教室の過去5年ほどの発表会のビデオを見直して気づいた『あがった人とあがらなかった人の相違点』を上げて紹介されています。
そして『演奏』は心に湧き起こる音楽を聴き手に伝達(コミュニケーション)することであり、そのために大切な二つの要素を紹介しています。
1.活き活きとした音楽のイメージを追及して聴き手に伝える事にのみ専念する事。→それによって余計な事柄(技術、できばえ、評判など、演奏の表面的なこと)に囚われなくなる。(“あがり”をなくすために最も重要)
2.イメージを伝達する際に妨げとなる身体的こわばりをなくし、バランスの取れた自然な体の動きで演奏する。
と述べています。

そして最後に、『良い演奏』とは・・・?として
作曲者のイメージを生きた音楽として再現し、伝える事が出来る演奏。としています。また、作曲者が知っておいて欲しい基本的指示として、
1.調性
2.リズム
3.テンポ
4.フレーズ
  どこからどこまでか?
  頂点はいくつ?
  ダナミクス(強弱)
5.曲想 →豊かなイマジネーションを持つ事は、作品に命を吹き込み、作曲者を蘇らせる。そのためには、様々な経験・知識が役立つと締めくくっています。

この資料を見て、高岡先生が何を言いたいか想像できますか?私にはある程度想像できますが、やはり話を聞きたかったですね。恐らく私の考えと共通しているところが多々あると思いますが、私なりにいつも考えている事は単純な事なのです。『演奏を楽しむ事』なんです。
そして講座が終わってから高岡先生が言いました。『皆さんと一緒にあがりをどう解消したらいいか一緒に考えさせていただきました。』 そうなんですね。高岡先生もあがるんですね。誰でもあがるんです。また良い緊張が良い演奏を導いてくれます。緊張を味わいながら楽しく演奏できたら最高だと思いますね。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )