出会い、めぐりあいをあらわす言葉に邂逅と言う言葉がありますが、私には単に出会いと言うよりもっと大切な出会いを感じさせる言葉です。昨日実はその邂逅、大切な出会いがありました。仙台のギター製作家の三浦隆志さんとの出会いです。正直言って私は三浦さんのお名前を今年の6月まで知りませんでした。
6月26日の藤井敬吾さんの公開レッスンとミニコンサートの時に、藤井先生の使っているギターが三浦さんのギターだと知ったんです。他にあまり見かけない非常にスケール感のあるギターなので是非欲しいと言う気持ちになりました。藤井さんに「ご紹介いただけますか?」と訊くと、「ご紹介はしますが、お店には卸していない製作家なのでどうなるかは分かりませんよ」と言われました。その時はその話で終わりました。その後、藤井さんがどの様にご紹介いただいたのか分かりませんが、三浦さんもミューズ音楽館に興味を抱いていただいたようで、一度コンタクトを取られたらいかがですか?とお話を頂きました。
電話をしてみると、なんだか気持ちの良さそうな人でお話も合いそうな感じがしました。そしてお客様から「どこで三浦ギターが見れますか?」と問合わせをいただいても見ていただく場所がない。1店ぐらい置いてもいいかと思い始めていると言い、8月末から始まる岡山の王子が岳の講習会に行くのでその時に名古屋に寄りたいと仰って頂きました。是非是非と言うことでお会いするお約束が完了。
その後メールで三浦さんの販売に対する考え方、ポリシーをお聞かせ頂いたり私の考えもお伝えしたりしたところ、お互いに共感できたため、話もトントン拍子に進んでギターを2本送っていただくことになりました。三浦さんのポリシーとしては定価販売、販売店を通すことになっても販売店より安く直接販売はしない、ただし、量産はしないので卸価格もつけられないと言うものでした。私はそれならミューズ音楽館を三浦ギターのショールームとしてお使い下さい、売れた時には手数料だけいただきますと言う事でお互いに意見がピッタリと合いました。私は三浦ギターを欲しいと言う人に届ける架け橋になれれば結構。そんな気持ちになるギターでありお人柄でした。こんな出会いを邂逅と言うんだろうなと思いつつ。
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