消防士 兼 旅人の日記

消防署での出来事、ダラダラした日常生活を綴ります。

症例検討会

2012-02-10 21:39:50 | 消防・救急
前回の当番は2件。夜中の出場はなく、通信勤務も深夜に無かったため比較的仮眠を取れた1当直でした

寒波の影響でしばらく寒い日が続いていましたが、ここ2~3日は暖かく感じます。ですが、日本海側は大雪のようで…お見舞い申し上げます。


さてここ数日、色々と予定があったり次男が風邪気味等でブログもなかなか手をつけられません。

頂いたコメントには目を通していましたが、ようやくお返事ができる状況になりました。遅くなりすみません


先日の休みの日、近所の救急病院で行われた症例検討会&懇親会に参加してきました。

数年前、ちょうど私が救急車に乗り始めたぐらいから始まった症例検討会。当直にあたってしまえば参加することはできませんが、ここ3年ほどは運よく非番と休みの日に重なるため顔を出すことができています。

症例検討と言うことですので、この病院に運んできた傷病者がその後どういう転帰をたどったのか。救急要請に至った経緯から救急隊の活動、病院選定の経緯、時間経過云々をパワーポイントを使って提示し、その後の病院内での診療についてドクターからの説明。

1つの症例について救急隊、病院スタッフそれぞれの視点からみた意見等をぶつけ合い、今後のお互いの活動や診療に役立てようとする。言わば、顔の見える関係を作ろうと言うものです。


2例ほど症例があり、いずれも病院選定に苦労した点が問題点に上がりました。搬送先が見つからない、現場に長時間滞在する。そこにある背景は大体決まっている。

同じ消防の他の救急隊が扱った事案、今後同様の、または似たような事案があった時の参考にもなりましたし、病院側の本音も垣間見えた検討会。

解決するには医療制度を根本から変えないといけないような感じにも取れました。


そして検討会終了後は近所の居酒屋で懇親会。

症例検討会には過去にも参加経験がありますが、その後の懇親会は初参加。救急隊の他、医師(研修医も含む)救急外来の看護師と色々なお話をさせてもらったし、反対に色々と聞くことができました。

仕事関係の話もそうですが、消防の裏話や病院の裏話なども聞けて、楽しく過ごせました。


顔見知りになっておけば、それぞれメリットはあるでしょうからね



明日は仕事です